2年学びの実験室

今日、2年A組は長浜バイオ大学を訪問し「長浜学びの実験室」を受講しました。

この「長浜学びの実験室」とは、7年ほど前より、長浜市と長浜市教育委員会、そして長浜学びの実験室運営委員会が実施主体となり、長浜バイオ大学の協力を得て、市内小中学校の児童生徒を対象に行っています。目的としては、設備や機器の整った大学の実験室において、専門の先生による理科の実験を通して科学に対する興味関心を高めるとともに、科学的思考力や考察力などの育成をねらいとしています。本校は、昨年度はじめて受講申し込みを行いましたが、残念ながら新型コロナの影響により実施できなかったため、今年度が初の受講となります。対象学年は学校ごとに選べるようになっており、本校では2年生を対象にしています。また、受講は学級ごととなっており、今日9月5日(月)にA組、明日6日はB組、7日はC組がそれぞれ受講します。

市の教育バスによる送迎のもと、9時20分頃に大学に到着し、午前中に2つの実験観察を行いました。前半は「口腔上皮細胞の観察」、後半は「オオカナダモの細胞観察」ということで、動物と植物の細胞観察でした。「口腔上皮細胞」とは口の中の粘膜で綿棒でぬぐい取った口の中の細胞を40倍、100倍、400倍と段階的に分けて観察しました。オオカナダモでは、葉っぱを同じように40倍、100倍、400倍と倍率を変えて観察しました。それぞれ酢酸による染色を行ったものとそうでないものと2種類用意し、比較しながらの実験でした。細胞の中の核や葉緑体などを確認し、持参したiPadで画像を撮影し、記録しました。

指導を行っていただいた大学の先生も、実験の仕方をタブレットで撮影し、大型スクリーンに映しながら説明していただいたので、とてもわかりやすく、生徒たちも熱心に観察を行っていました。難しいのは対象物の位置合わせやピント調節で何人かの生徒はうまく見つからずサポートの先生に助けてもらいながら、観察を進めていました。9時30分から途中一回の休憩をはさみ、12時までと長時間にわたっての観察でしたが、皆最後までまじめに取り組むことができ、担当の先生からもほめていただきました。最後に、この「学びの実験室」を受講してのアンケートに答え、大学を後にしました。多くの生徒が「楽しかった」「また受けたい」などと感想を残していました。私自身、わずかの時間でしたが、理科の実験のおもしろさを改めて実感することができました。ご指導いただいた先生方、貴重な学びの機会を与えてくださり、ありがとうございました。明日はB組、明後日はC組がお世話になりますが、よろしくお願いします。