出前授業(電気の仕組み)

今日の3校時から5校時まで、関西電力株式会社の送配電グループの方3名に来ていただき、2年生を対象として出前授業をしていただきました。この出前授業は技術科の授業の一環として、「電気の仕組み」について専門家の方に教えていただくというものです。3校時にC組、4校時にB組、5校時にA組の順で授業を受けました。

授業前半は、電気エネルギーが光エネルギーや運動エネルギー、熱エネルギー、音エネルギーなどに変換されることを実験を通じて学習しました。グループごとに配られた機械で、レバーをまわして電気を起こすと、電球がついたり、プロペラが回ったり、オルゴールがなったり、温度が上がったりする様子を体験しました。また、発電所からの送電・配電の仕組みや各家庭にあるブレーカーの取り扱いなどについても学びました。実際にブレーカーが落ちた時の対処の方法など、意外と知られていないことを教えていただきました。

授業後半では、電気ができる仕組みを学んだり、日本の電気事情について学びました。日本国内の電気自給率はわずかに11%しかなく、今後は自給率を上げていく必要があることや、地球温暖化などの環境問題がある中、将来的に再生エネルギーや化石エネルギー、原子力エネルギーなどそれぞれのメリット・デメリットを考えてどのようにすべきかについても学びました。

50分の授業でしたが、実験や視覚教材なども用い、わかりやすく教えていただき、生徒たちも真剣に学んでいました。とてもよい学習の場となりました。今日は、関西電力送配電グループの方にはお忙しい中、貴重な授業を提供していただき、ありがとうございました!

研究授業(数学科)

今日の2校時は、2年学年主任の米澤教諭による数学科の研究授業でした。実施クラスは2年C組で、一次関数の利用に関する内容でした。研究授業のテーマは、「知識や技能を使って、他の人にわかりやすく説明できる力をつける」です。

授業の冒頭、次のような学習課題が出されました。「携帯電話を買い替えることにしました。どのプランを選べばよいか迷っています。どのプランがお得でしょうか。」そして、モニターに次の3つのプランが示されました。Aプラン:基本料金3,000円、1分毎の通話料金30円、Bプラン:基本料金4,000円、1分毎の通話料金20円、Cプラン:基本料金3,500円、1分毎の通話料金月あたり50分までは無料で50分を過ぎると1分毎に50円。

通話時間をx、料金をyとして、生徒たちは一次関数を使って表にまとめたり、グラフに表したりしながら考えました。通話時間によって結果は変わるので、月平均1時間半くらい通話する場合はどのプランがお得かをまとめていきました。それをグループで共有し、発表しました。

授業後半では、学習のまとめとして、「月平均100分以上通話している校長先生が、プラン選びで悩んでいる」という設定で、店員さんの立場でどのプランを勧めたらよいかを考える課題が出されました。グループで考え、代表者が私と実際のロールプレイをしました。どのグループもBプランを選んだようですが、私がお客の立場で「一日5分くらい通話するんですが、どのプランが安いのですか」や「なぜBプランが安いのですか」「他のプランと比べてどのくらい安いのですか」などと突っ込みの質問をしましたが、代表の生徒はグラフや金額の差を出しながら頑張って説明してくれました。

今日の授業では、実生活に関係する題材で課題が出され、これまで習ってきた知識や技能を使って相手にわかりやすく説明するというものでした。生徒たちは、仲間と協力したりしながら一生懸命学習に取り組んでいました。

ALTの先生の授業

今日の2校時は、本校のALTであるクリスティーナ・モンゴメリ先生の授業を参観しました。指導学級は2年C組でした。最初はウォーミングアップのゲームで盛り上がり、授業のねらいである「Dancing is fun.(ダンスをすることはおもしろい)」のような動名詞を使った表現の学習に進んでいきました。最初はパターン練習から入り、中盤は生徒たちの好きな「ゾンビゲーム」で盛り上がりました。このゲームは、グループごとに割り当てられた上記のDancing is fun.のような文章をクラス中に最も広めたグループが勝ちというものです。教室内を歩き、自分とはちがう英文の相手を見つけ、お互いに英文を言った後ジャンケンし、負けたものは相手の英文のグループに入ります。どんどん相手を見つけ、ジャンケンで勝って自分たちの英文グループにできるだけ変えてしまったら勝ちというルールです。生徒たちは、大変盛り上がりながら、楽しんでいました。最終的には、全部の生徒がDancing is fun.のグループになってしまいました。授業のまとめでは、今日習った表現を使って3つの英文を作り、3人のクラスメートにそれを伝え、相手もそう思うのか思わないのかを答えてもらい、そしてサインを書いてもらう活動でした。クリスティーナ先生は、明るく表情豊かで、ゲーム的な要素も入れながら楽しい授業をしていただいています。これからもよろしくお願いします。

教育実習生の授業(道徳編)

今日の1校時、教育実習中の廣部先生の研究授業がありました。教科は道徳で、実習クラスである1年B組で行われました。授業の主題は「友情、信頼」で、教科書の「短文投稿サイトに友達の悪口を書くと」という教材を使って進められました。この教材のあらすじは、「掃除をさぼってナオコから注意を受けたイチロウが、反発してSNSのサイトに悪口を書くという話を聞いた友達のコウタは、その場でやめるように忠告できないでいた。その夜、コウタは書込みが炎上する夢を見て、翌朝に心配してイチロウに電話する」といった概要です。SNS上での誹謗中傷や個人情報の無断掲載等が社会的に問題になっていますが、情報モラルについて考えつつ、友情について考えるよい題材です。

生徒たちは、はじめて教えてもらう先生の授業ということで、最初の導入時は、緊張した様子で、先生の問いかけにも反応があまりなく、意見が出にくい状況でしたが、授業の中盤では、先生とロールプレイング(役割演技)をしたりする中で、緊張感も解け、時折笑いが起こったりするなど、よい雰囲気でした。話を聞く態度もよく、しっかりと考えられていました。授業後の振り返りの場面では、「SNSへの悪口の書き込みをしない」や「友達のために注意すべき時は勇気をもって注意したい」などの感想が見られました。

廣部先生は、次は担当教科の社会科の研究授業を実施する予定です。次回もがんばってください。

文化祭に向けての取組スタート!

体育祭の熱気も冷めやらぬ中ですが、今日から10月7日(金)の文化祭に向けて、活動がスタートしました。活動日は、今日を含めて7日間です。手始めの今日は、5校時を使って各学級の文化祭実行委員から、合唱コンクールと全校制作について説明があり、その後合唱練習となりました。CDラジカセが今日の昼休みに配られ、音源を使っての練習です。合唱曲は、1学期に決まり、伴奏者になった生徒は、夏休み期間中練習をしてくれました。パート練習から始まり、全体での合唱へと進めていきます。3年ぶりの合唱なので、3年生すらはじめての経験となりますが、体育祭での絆をさらに深めることができるよう、そして皆に感動を与えてくれるすばらしい発表ができることを期待しています。

全校制作は、先週から全校制作の実行委員が放課後に台紙づくりに取り組み昨日その分割作業を行いました。9クラス分に分け、今日から10月3日(月)までの期間に各クラスで手形押しの作業を行います。内容は、「いのち」・「人権」・「多様性」をテーマにした「いのちの木」です。文化祭当日には体育館のステージか、後方の壁面に展示する予定です。こちらの取組も、全校の力を結集してすばらしい作品に仕上がることを楽しみにしています。