3年生卒業式前日

3年生は、明日15日いよいよ卒業式を迎えます。今日は、前日ということで、1校時に卒業式の練習、2校時は体育委員会主催の球技大会、3校時はiPadの更新作業、4校時は学活で、中学校生活最後の給食を食べて下校しました。

1校時の式練習は、入場から開式、歌、卒業証書授与、式辞、祝辞、送辞、答辞、閉式、そして退場と一通りの流れを通して実施しました。コロナ禍で歌が歌えないのはとても残念ですが、生徒たちはしっかりとした態度で練習に臨んでいました。また、コロナの影響で本来実施するはずの同窓会入会式も持つことができませんでしたので、私の方から、同窓会長様に代わって少しお話をしました。第74回の卒業式ということで、74年の歴史と伝統があることや、卒業生もこれまで11,143人を数えていること、いくつになってもどこにいても、高月中の卒業生として自信と誇りをもって頑張ってほしいことなどを伝えました。2校時に球技大会では、ドッヂボール、バドミントン、卓球、UNOと分かれて実施しました。ドッヂボールでは白熱した試合でした。さすが3年生だけあって、投げる球のスピードも速く、まさに真剣勝負でした。バドミントンや卓球は、それぞれに対戦相手を替えながら楽しんでいました。UNOでは、畳の上に数人ずつグループを作って行っていました。時折、歓声があがるなど、和気あいあいと言った感じでした。卒業前に学年最後の思い出作りができたのではないかと思います。3校時のiPadの更新作業では、先生の指示に従ってデータの消去などの初期化を行いました。3年生が使用していたiPadは、新1年生が使用します。1年間使用していただけあって、操作もスムーズに行えていました。学活では、卒業アルバムの配付や各教科で制作した作品や課題などの返却がありました。アルバムを開いて、過ぎ去りし日の思い出を懐かしく振り返ったり、友達と楽しそうに談笑しながら見入っていました。

3年間の中で2年間まるまるコロナの影響を受けた3年生でしたが、それでも明るさを失わずここまで頑張ってきてくれました。いよいよ明日は中学校3年間、そして義務教育9年間の集大成の式を迎えます。これまで学んできたもの、積み上げてきたことの証がしっかりと出せるようにがんばってほしいと思います。

式場の準備ができました。あとは、明日の卒業式を待つのみです。

 

東日本大震災発生11年

今日3月11日は、東日本大震災発生から11年目にあたります。被災地では、様々な追悼行事が予定されていますが、学校では、半旗掲揚と発生時刻の午後2時46分に黙とうを行い、「弔意表明」しています。午後2時46分というと、ちょうど6校時開始11分後になります。校内放送を合図として、授業を一時中断し、全学級で黙とうを行いました。2年生では、保健の学習の一環として、東日本大震災に関するビデオを視聴しました。11年前に現実に起こったこの災害の様子を目の当たりにして、どの生徒も食い入るように真剣に見入っていました。

11年前の地震発生時のことは今でも覚えています。地震発生後、その情報を確認するため、テレビをつけたら、ちょうど仙台空港の滑走路に波が押し寄せる映像が出ていました。何が起こっているのか理解できず、何やら大変なことが起きそうな予感がしたのを覚えています。その後、大津波が町を飲み込む場面や福島第一原発事故の映像などが流され、これからどうなっていくんだろうという大きな不安が胸をよぎったのを覚えています。この震災では、甚大なる被害が出ました。死者・行方不明者・震災関連死者合わせて約2万2千人に上ると言われています。そして、福島の原発事故からの復興は、未だに成しえていません。未曽有の被害をもたらしたこの自然災害のことを忘れてはならないと思います。中学生たちは、当時未就学児であったので、おそらくその時のことは覚えていないと思いますが、避難訓練や震災学習、そしてこうした弔意表明の機会をとらえて、いのち・安全の尊さや安全・防災に対する意識の育成を図っていく必要があると考えています。

部活動の一時停止について(お知らせ)

新型コロナウイルスの感染状況は、依然として高止まりしており、長浜市内でも連日数十名の新規感染者が出ています。その影響を受け、市内各校園における臨時休業・学年閉鎖等は後を絶ちません。感染力が強いとされる「オミクロン株」の特性もありますが、長期のコロナ禍にあって、自粛疲れやある意味、コロナに対する「慣れ」が生じている部分もあるのかもしれません。今一度、気持ちを引き締め、改めて感染対策を徹底していかなければならないと考えています。毎朝、欠席黒板を確認していると、発熱症状やのどの痛みを訴え、欠席する生徒や早退する生徒が見られます。そこで、本日11日から13日日曜日まで、一時的に部活動を停止とすることにいたしました。その関係で、今日の完全下校時刻は16時15分となります。先日、やっと部活動を再開でき、生徒たちも頑張り始めたところで、今回の停止は残念ですが、よろしくお願いします。

修学旅行の変更について

令和4年度(現2年生)の修学旅行の持ち方について、これまでPTA学年委員会でのご意見や旅行業者からの情報、他校の状況等をもとに検討を重ねてきましたが、変更する方向で調整することにいたしました。本校では、これまで東京方面への修学旅行を行っていましたが、令和4年度から平和学習を中心とした沖縄方面の旅行に切り替えていました。ここ2年間は、新型コロナウイルス感染症の影響により、実施時期を延期し、また行き先も東京方面から近隣の地域に変更していました。来年度から沖縄方面ということで、太平洋戦争時の沖縄戦や平和への取組などについて事前学習を行ってきました。しかしながら、現在のオミクロン株による感染状況は依然として厳しく、今後もより感染力が強いとされるステルスオミクロン(オミクロンの変異株:BA.2)等の新たな流行が懸念されること(厚生労働省の専門家組織の予想では、5月頃にはBA.2に置き換わる可能性が高い)。そして、沖縄方面の旅行では、万一の発症の場合、保護者の対応(迎えに来ていただく等)や移動手段の確保(発熱時は飛行機の搭乗不可)が困難であるとともに、新型コロナウイルス感染症の陽性が判明した場合、一定期間、現地での隔離措置がとられるなど、心理的・物理的影響が大きいことから、変更を決定しました。生徒たちも、これまで沖縄への旅行を楽しみにしていましたので、大変残念ですが、命・安全・安心を最優先に考えた結果、この結論に至りました。ご理解とご協力をよろしくお願いします。

今日の6校時に、武道場において学年集会を開き、学年主任から生徒たちにそのことを伝えました。生徒たちもある程度予想をしていたのか、特に混乱した様子はありませんでした。中止ではなく、沖縄とは違う場所で2泊3日の旅行ができるということで少し安心した様子でした。

保護者あてのお知らせの文書も生徒に配布しましたのでご確認いただきたいと思います。実施時期や行き先については、今後旅行業者と調整し決定しますが、2泊3日の日程で万一の場合の対応が容易なところを想定しています。詳細が決まり次第改めてお知らせします。

3年卒業式練習

県立一般入試明けの今日から、卒業式に向けた練習が始まりました。3年生は、先に学年練習として、2校時から体育館で流れや動きの確認をしました。入退場の仕方や卒業証書授与での動き方・受け取り方、呼名に対する返事の仕方、答辞の練習など、一通り練習を行いました。私が、見に行った時には、ちょうど返事の練習をしているところでした。担任の先生が前に立ち、順番に一人ひとりの名前を呼び、呼ばれた生徒は大きな声を返事をする練習でした。どの生徒も一生懸命返事で応えていました。声が小さかったりすると、先生から「聞こえません。もう一回」などと注意が入ります。中には、大きな声を張り上げて返事する生徒がいて、周囲の笑いを誘うなど、終始和やかな雰囲気でした。卒業式で担任の先生の呼名に対して、どんな返事をするかはとても大切なところです。私も、学級担任していた時は、大きな声で堂々と返事をしてほしいと思っていました。「たかが返事、されどこの一瞬の返事に、3年間のすべてが出るよ」と生徒たちに話していたのを覚えています。自信のない小さな声での返事や無言の場合は、卒業後大丈夫かととても心配になります。答辞練習では、代表3名が前に出て、答辞文を読み上げた後、式歌の練習をしました。3年間の頑張った証として、すばらしい発表をしてほしいと願っています。

式練習後の6校時は、昨日に引き続き愛校作業を3年全員で行ってくれました。教室の掲示物はがしや窓、ドアのレールの溝、黒板の上など普段掃除しない場所の掃除、体育館前下駄箱の掃除など、皆で協力しながらきれいにしてくれました。作業後の教室内はあれだけにぎやかだった掲示物が無くなり、雰囲気ががらんと変わり、少しさみしさを感じます。生徒たちもいよいよ卒業するんだという実感がこみあげてきたのではないでしょうか。

明日は、同窓会の入会式や、性教育の学習となります。午後は球技大会です。受検疲れを吹き飛ばすくらい楽しんでほしいと思います。ただし、怪我のないようにだけはお願いしたいと思います。また、新型コロナウイルスの感染も気になるところです。依然として長浜は高水準が続いています。この週末、特に注意が必要です。