修学旅行の変更について

令和4年度(現2年生)の修学旅行の持ち方について、これまでPTA学年委員会でのご意見や旅行業者からの情報、他校の状況等をもとに検討を重ねてきましたが、変更する方向で調整することにいたしました。本校では、これまで東京方面への修学旅行を行っていましたが、令和4年度から平和学習を中心とした沖縄方面の旅行に切り替えていました。ここ2年間は、新型コロナウイルス感染症の影響により、実施時期を延期し、また行き先も東京方面から近隣の地域に変更していました。来年度から沖縄方面ということで、太平洋戦争時の沖縄戦や平和への取組などについて事前学習を行ってきました。しかしながら、現在のオミクロン株による感染状況は依然として厳しく、今後もより感染力が強いとされるステルスオミクロン(オミクロンの変異株:BA.2)等の新たな流行が懸念されること(厚生労働省の専門家組織の予想では、5月頃にはBA.2に置き換わる可能性が高い)。そして、沖縄方面の旅行では、万一の発症の場合、保護者の対応(迎えに来ていただく等)や移動手段の確保(発熱時は飛行機の搭乗不可)が困難であるとともに、新型コロナウイルス感染症の陽性が判明した場合、一定期間、現地での隔離措置がとられるなど、心理的・物理的影響が大きいことから、変更を決定しました。生徒たちも、これまで沖縄への旅行を楽しみにしていましたので、大変残念ですが、命・安全・安心を最優先に考えた結果、この結論に至りました。ご理解とご協力をよろしくお願いします。

今日の6校時に、武道場において学年集会を開き、学年主任から生徒たちにそのことを伝えました。生徒たちもある程度予想をしていたのか、特に混乱した様子はありませんでした。中止ではなく、沖縄とは違う場所で2泊3日の旅行ができるということで少し安心した様子でした。

保護者あてのお知らせの文書も生徒に配布しましたのでご確認いただきたいと思います。実施時期や行き先については、今後旅行業者と調整し決定しますが、2泊3日の日程で万一の場合の対応が容易なところを想定しています。詳細が決まり次第改めてお知らせします。

3年卒業式練習

県立一般入試明けの今日から、卒業式に向けた練習が始まりました。3年生は、先に学年練習として、2校時から体育館で流れや動きの確認をしました。入退場の仕方や卒業証書授与での動き方・受け取り方、呼名に対する返事の仕方、答辞の練習など、一通り練習を行いました。私が、見に行った時には、ちょうど返事の練習をしているところでした。担任の先生が前に立ち、順番に一人ひとりの名前を呼び、呼ばれた生徒は大きな声を返事をする練習でした。どの生徒も一生懸命返事で応えていました。声が小さかったりすると、先生から「聞こえません。もう一回」などと注意が入ります。中には、大きな声を張り上げて返事する生徒がいて、周囲の笑いを誘うなど、終始和やかな雰囲気でした。卒業式で担任の先生の呼名に対して、どんな返事をするかはとても大切なところです。私も、学級担任していた時は、大きな声で堂々と返事をしてほしいと思っていました。「たかが返事、されどこの一瞬の返事に、3年間のすべてが出るよ」と生徒たちに話していたのを覚えています。自信のない小さな声での返事や無言の場合は、卒業後大丈夫かととても心配になります。答辞練習では、代表3名が前に出て、答辞文を読み上げた後、式歌の練習をしました。3年間の頑張った証として、すばらしい発表をしてほしいと願っています。

式練習後の6校時は、昨日に引き続き愛校作業を3年全員で行ってくれました。教室の掲示物はがしや窓、ドアのレールの溝、黒板の上など普段掃除しない場所の掃除、体育館前下駄箱の掃除など、皆で協力しながらきれいにしてくれました。作業後の教室内はあれだけにぎやかだった掲示物が無くなり、雰囲気ががらんと変わり、少しさみしさを感じます。生徒たちもいよいよ卒業するんだという実感がこみあげてきたのではないでしょうか。

明日は、同窓会の入会式や、性教育の学習となります。午後は球技大会です。受検疲れを吹き飛ばすくらい楽しんでほしいと思います。ただし、怪我のないようにだけはお願いしたいと思います。また、新型コロナウイルスの感染も気になるところです。依然として長浜は高水準が続いています。この週末、特に注意が必要です。