PTA授業参観・進路説明会・親子研修会

今日11月12日(土)の午後、PTAの授業参観・進路説明会および親子研修会を実施しました。5校時に、1,2年生は授業参観で各教科の授業を参観いただきました。また、3年生は、体育館で親子対象の進路説明会を行いました。土曜日の出にくい時でしたが、たくさんの保護者の方が来校し、生徒たちの日頃の授業の様子を参観していただきました。進路説明会では、進路決定・実現に向けて、今後のスケジュールや手続きについて担当の方からの説明を聞いていただきました。

5校時終了後は、全校生徒と保護者、教職員が体育館に集まり、親子研修会を実施しました。研修のテーマは「インターネット・SNSに潜む危険」で、NIT情報技術推進ネットワーク株式会社代表取締役の篠原嘉一先生にお話しいただきました。日頃生徒たちは毎日のように、ラインやインスタグラム、TIKTOKなどのSNSを利用していますが、知らない間に個人情報やプライバシーが第三者に抜き取られたり、誹謗中傷などの不適切な書き込みや自他の画像の安易なアップが招く危険などを具体的な事例をもとに、またユーモアあふれる語り口でお話しいただきました。知らなかったことがあまりにも多く、参加した生徒や保護者、教職員の中から驚きの声が何度もあがっていました。10月1日に法律が改正され、他人の誹謗中傷など不適切な投稿については、容易に身元が明らかとなり、侮辱罪などの刑法上の罪に問われたり、損害賠償を求められたりするなど、法的な扱いについても学ぶことができました。

改めて、知らないということはとてもこわいことで、しっかりと自分やまわりの人たちの命・安全を守るための対策をとること、そしてネットやSNSを使う時には責任をもって正しく使うことが重要であるということを改めて知ることができました。自分のプライバシーを守るための設定変更の仕方なども教えていただき、生徒たちは必死にメモを取っていました。普段使っている人は、家に帰ったら早速設定変更を行い、セキュリティを万全にしておきたいものです。下校時に生徒に今日の研修会の感想を聞いてみました。「ネットは本当に怖いものだと思いました」とネットとの付き合い方について深く考えてくれたようでした。

篠原先生は、話の中で「ネット上であっても、人として言ってはいけないことは言わない。してはいけないことはやらない」ということを話されました。まさしくその通りだと思います。ネットの向こうにいる人への思いを巡らせ、自分が相手の立場であったらどうかと創造力を働かせ、自他の人権を互いに尊重しあっていかなければなりません。今日の親子研修会では、情報化社会を生きていく我々にとって本当に大切なことを学ぶことができました。篠原先生、すばらしいお話をありがとございました。