学ぶ力向上にかかる学校訪問

今日11月2日は、県市教育委員会による「学ぶ力向上にかかる学校訪問」がありました。県教育委員会から指導主事の川口先生、市教育委員会からは主幹の前田先生の2名にご来校いただきました。

まず4校時に、全学級の授業を参観していただきました。昼食をはさんで5校時は、宮部教諭による1年B組の数学の研究授業でした。この授業は、後の授業研究会で学びあうため、全職員が参観しました。

単元名は、「一次方程式」で本時の授業はその総まとめの授業でした。初めに前時の振り返りの小テストと宿題点検がありました。その後は、本校の体育祭の伝統となっている「よさこいソーラン」の隊形を題材に、隊形の並び方を一次方程式を使って表す学習活動に入りました。さまざまな隊形のイラストをもとに1列の人数を求める方程式を考えていきました。前半は、一斉授業の形態で全員で解き方を確認していました。解き方のわかった生徒が前に出てiPadを使って説明する場面もありました。後半は、班での学びあいでした。応用的な問題が出され、班で力を合わせて解き方を考えていました。難読な問題もあり、いろいろな考えを出し合いながら解いていました。

放課後に、授業研究会を行いました。5校時の授業をふり返って職員が4つのグループに分かれてよかった点や改善点などを話し合いました。自分の担当教科の枠を超えて、活発に意見交換を行っていました。最後に、訪問いただいた県と市の先生から、生徒が主体的に学習に取り組める授業づくりについて指導助言をいただきました。指導助言を聞いて、「授業のゴールは具体的になっているか」「必然性・必要性のある活動になっているか(活動の目的が明確になっているか)」「学びにつながる質の高い活動になっているか」「思考を深める問いができているか」「授業の振り返り・分析を行い、次時につなげているか」などのポイントを確認することができました。今後も互いに授業を見合い、研究を進める中でよりよい授業づくりを目指していきたいと思います。