文化祭⑥ 合唱コンクール

文化祭のトリを飾るのは、合唱コンクールです。3年ぶりの開催となるこの合唱コンクールは、どの学年も初めてで経験がなく、特に2、3年生も練習や本番のイメージがわかない中、2週間足らずの練習で今日の本番を迎えました。。

始めに生徒会長からの挨拶がありました。「3年ぶりの合唱コンクールですが、実施できてうれしい」という率直な思いが述べられました。その後、田中先生からの説明があり、審査員の紹介がありました。審査には、校長、教頭、各学年主任の他、外部から合唱の専門の講師の先生に来ていただきました。長浜を拠点に、オペラ合唱団ノルド・デル・ラーゴの代表で、長浜市少年少女合唱団 輝らりキッズの指導もされておられる鳥塚 貴絵(とりつか たかえ)先生です。また、町内4小学校から6年生の皆さんに来ていただき、発表を聞いてもらいました。

発表順は、2年生⇒1年生⇒3年生の順で行いました。合唱曲と指揮者、伴奏者は以下のとおりです。(敬称略)

2C:輝くために 指揮:矢部 音  伴奏:嶋田 万結

2B:HEIWAの鐘 指揮:齊田 巡  伴奏:森口 奈々美

2A:My Own Road ~僕が創る明日~ 指揮:野洌 咲太朗  伴奏:野村 美緒

1C:COSMOS 指揮:後藤 快吏  伴奏:吉野 優那

1B:心の瞳 指揮:長谷川 快斗  伴奏:町本 詩望

1A:大切なもの 指揮:平井 琉惺  伴奏:西嶋 舞

3A:あなたへ ~旅立ちに寄せるメッセージ~ 指揮:片山 昂大  伴奏:小森 瞬星

3B:キミのもとへ 指揮:片桐 傳晟  伴奏:鷲塚 羽

3C:手紙 ~拝啓十五の君へ~ 指揮:橋本 優侍  伴奏:保積 紗英

どの学級もきれいなハーモニーを響かせ、すばらしい発表をしてくれました。感動して思わず涙が出そうになるほど感動的な合唱でした。

全学級の発表後、審査員会が開かれ、審査結果の集約を行いました。そして閉会式では、田中先生の講評に続いて、鳥塚先生に講評していただきました。その後、結果の発表を教頭先生の方から行い、表彰式となりました。結果は以下のとおりです。

<優秀賞> 1年:C組  2年:B組  3年:A組

<最優秀賞> 3年A組

<優秀指揮者賞> 1年:平井 琉惺  2年:齊田 巡  3年:片桐 傳晟

<優秀伴奏者賞> 1年:吉野 優那  2年:野村 美緒  3年:保積 紗英

令和4年度の文化祭は、すべての生徒たち、先生たちの努力によって、大きな成果を残して終えることができました。合唱コンクールも今年の経験を生かし、来年度以降さらにすらばしいものにしてくれることを期待しています。皆さん、本当にお疲れさまでした。

なお、合唱コンクールの映像を後日保護者の皆様に視聴していただけるよう編集作業等を行います。視聴いただけるのは来週になるかと思いますが、準備ができ次第お知らせします。

文化祭⑤ 全校制作披露

お昼をはさんで、午後の始めは、全校制作の披露でした。以前にもお伝えしましたが、今回制作したのは、「いのちの樹」。いのち、人権、多様性をテーマにしたこの作品は、全校生徒の色とりどりの手形が集められ、大きな木を形成しています。どれ一つとして同じ手形はありません。高月中学校の一人ひとりのいのちの花です。この「いのちの樹」の披露にあたり、生徒会長から作品の説明や思いが述べられた後、ステージ後方の幕が開けられ、作品が現れました。実に見応えのある作品です。

 

文化祭④ 作品展示

今年の文化祭では、文化部の制作した作品や総合の時間などに作成した作品の展示も行われました。文化部では、四季をテーマにした扇子とステンドグラスとウッドシートのランプシェードを展示しました。夏休みから取り組んだ力作です。休憩時間を使って生徒たちも作品の鑑賞をしていました。

 

文化祭③ 吹奏楽部の演奏

太鼓の生演奏の後は、吹奏楽部による演奏でした。準備を待つ時間を使って、生徒会役員によるサプライズのジョーがありました。2階ギャラリーを使って寸劇をし、韓国KPOPのBTSの踊りをDYNAMITEの曲に合わせて踊ってくれました。会場からは笑いが起き、楽しい一幕となりました。ノリノリの踊りもなんとなくBTSに見えました。

吹奏楽部の演奏では、「ミックスナッツ」と「ダンスホール」の2曲を披露してくれました。部長の野洌くんからの挨拶の後、顧問の先生の指揮のもと、演奏してくれました。新チームになってから初めての発表ということで、高月中吹奏楽魂で夏休み中から取り組んでくれた成果を発揮してくれました。

 

 

文化祭② 芸術鑑賞(和太鼓演奏)

午前の始めは、芸術鑑賞でした。奈良県の和太鼓集団「舞太鼓 あすか組」から5名の方に来ていただき、和太鼓や尺八、三味線や横笛、鈴などを使って、生の演奏をしていただきました。これは、文化庁の「子供のための文化芸術鑑賞・体験再興事業」の指定を受けて実施しました。

体育館中に響き渡る大迫力の演奏でした。途中、天狗と鬼に扮した役者が登場し、和太鼓などの演奏に合わせて踊ったり掛け合いをしたりして見せていただきました。声は一切ない中で、演奏と動きだけで表現力豊かにパフォーマンスを見せていただきました。

後半では、和太鼓の体験コーナーがあり、各学年から希望者を募り、6名の生徒が前に出て、太鼓の演奏体験を行いました。基本姿勢やばちの振り方、かけ声のかけ方など一通り指導を受けて、実際に音頭をとって太鼓を鳴らしました。司会の方の軽妙なトークで笑いを誘いながら、楽しい体験となりました。生徒の後は、先生。司会の方が、「次は先生にやってもらいましょう。先生を連れてきて。」という合図で生徒たちは一斉に先生を探して引っ張ってきます。6名の先生が選ばれ、前に出て同じく体験を行いました。司会の人から突っ込まれ、先生たちもたじたじで、会場の生徒から大きな笑いが巻き起こっていましたが、意外と先生たちはリズム感がよいのか、ほめていただきました。最後に、生徒会長から、この仕事のやりがいや中学生へのメッセージを求められ、責任者の方から力強いメッセージをいただきました。今、苦しい立場にいる人がいるかもしれませんが、坂本竜馬もアインシュタインもいじめられたり馬鹿にされたりしていましたが、後の世界を動かす人物への変貌を遂げたことを引用し、「苦しい立場を経験した人は強い、そして人に優しくできる。苦しい時、なにくそという気持ちで勝負してください」との言葉をいただきました。1時間余りの鑑賞でしたがすばらしい体験となりました。