文化祭② 芸術鑑賞(和太鼓演奏)

午前の始めは、芸術鑑賞でした。奈良県の和太鼓集団「舞太鼓 あすか組」から5名の方に来ていただき、和太鼓や尺八、三味線や横笛、鈴などを使って、生の演奏をしていただきました。これは、文化庁の「子供のための文化芸術鑑賞・体験再興事業」の指定を受けて実施しました。

体育館中に響き渡る大迫力の演奏でした。途中、天狗と鬼に扮した役者が登場し、和太鼓などの演奏に合わせて踊ったり掛け合いをしたりして見せていただきました。声は一切ない中で、演奏と動きだけで表現力豊かにパフォーマンスを見せていただきました。

後半では、和太鼓の体験コーナーがあり、各学年から希望者を募り、6名の生徒が前に出て、太鼓の演奏体験を行いました。基本姿勢やばちの振り方、かけ声のかけ方など一通り指導を受けて、実際に音頭をとって太鼓を鳴らしました。司会の方の軽妙なトークで笑いを誘いながら、楽しい体験となりました。生徒の後は、先生。司会の方が、「次は先生にやってもらいましょう。先生を連れてきて。」という合図で生徒たちは一斉に先生を探して引っ張ってきます。6名の先生が選ばれ、前に出て同じく体験を行いました。司会の人から突っ込まれ、先生たちもたじたじで、会場の生徒から大きな笑いが巻き起こっていましたが、意外と先生たちはリズム感がよいのか、ほめていただきました。最後に、生徒会長から、この仕事のやりがいや中学生へのメッセージを求められ、責任者の方から力強いメッセージをいただきました。今、苦しい立場にいる人がいるかもしれませんが、坂本竜馬もアインシュタインもいじめられたり馬鹿にされたりしていましたが、後の世界を動かす人物への変貌を遂げたことを引用し、「苦しい立場を経験した人は強い、そして人に優しくできる。苦しい時、なにくそという気持ちで勝負してください」との言葉をいただきました。1時間余りの鑑賞でしたがすばらしい体験となりました。