第75回卒業式

今日は、暖かな春日和の中、高月中学校第75回の卒業証書授与式を挙行しました。4年ぶりに全校生徒が一堂に介し、多くの保護者の皆様のご参加をいただき、開催しました。中学校の卒業は、義務教育の終了にあたるので、市の教育委員会から2名ご来臨いただきました。

国歌・校歌斉唱に続き、卒業証書の授与を行いました。担任の先生から一人ひとりの呼名があり、壇上で卒業証書を手渡しました。今年の卒業証書の番号は、11,234号から始まり、11,310号までとなっていました。本校には、過去11,233人の卒業生がおられ、この度、その仲間入りをしたことになります。今後は、本校卒業生として学校を見守り、支えてほしいと思います。

証書の授与の後は、式辞でした。今年3月3日に国民栄誉賞を受賞した車いすテニス男子の国枝慎吾さんの話を引用し、これからの先行き不透明な社会を生きる上で、より良い自分、よりよい社会を求め、自ら課題を見つけ、異なる他者とも協働して、課題解決を図っていってほしいことをお願いしました。

式辞に続いて、教育委員会の告辞でした。3年生は、新型コロナの中、様々な制限や影響を受けた中、様々な行事にがんばったことや、学校生活スローガンである「あ(あいさつ)す(スマイル)こ(腰骨)、そ(そうじ)、は(はきもの)を積極的に推進してくれたことなどに触れ、新生活に向けて激励してたいだきました。

祝電披露では、多数いただいた祝電の中から、代表として長浜市の浅見市長様からの祝電を教頭の方から披露しました。その他の祝電については、体育館入り口の掲示板にて紹介しました。

続いて、在校生による「送る言葉」がありました。在校生を代表して、現生徒会長の野冽くんが朗読してくれました。体育祭や文化祭などの行事で後輩たちを導いてくれた思い出やこれからは自分たちが先輩の後をついで高月中を引っ張っていくという決意を発表してくれました。最後には、モーツァルトの残した「夢を見るから、人生は輝く」という言葉を紹介し、締めくくってくれました。

送る言葉を受け、卒業生による別れの言葉でした。生徒を代表して、A組立見さん、B組橋本さん、C組西野君の計3人が朗読してくれました。ぶかぶかの正副に身を包み、校門に足を踏み入れた入学時の思い出から始まり、コロナ禍での体育祭や文化祭、修学旅行、校外学習などの思い出が紹介されました。制限がある中でも、仲間とともに力を合わせてその一つひとつを充実したものにできたことが話されました。最後には、ともに過ごした仲間や後輩たち、支えていただいた先生方、いつでも力になってくれた家族の方々に対する感謝の言葉で締めくくられました。

式の最後は、全校生徒による式歌「旅立ちの日に」の合唱でした。3年生の橋本君の指揮、鷲塚さんの伴奏のもと、1番は在校生、2番は卒業生、最後は全校での合唱しました。三部合唱のとてもきれいなハーモニーを聞いていて、こみあげてくるものがありました。

式の後は、最後の学活がありました。企画運営係の生徒の進行で学級それぞれに最後の時間を過ごしました。まだまだ名残が尽きない中でしたが、学活を終えて卒業生のお見送りを行いました。教室から昇降口に至るまで、1,2年生が花道を作り、見送りました。外では保護者の方に待っていただいていて、記念写真の撮影などを行い、別れを惜しんでいました。

今回の卒業式は、在校生や先生による教室や廊下の飾りつけでも花を添えてもらいました。

卒業生の中学生活は、まさに「コロナ禍」の真っ只中にありましたが、常に明るさを失わず、学習や部活動、生徒会はもちろん、学校行事やあいさつ、掃除など本当にがんばってくれました。今日はそんな卒業生にふさわしい、すばらしい式にすることができました。これから始まる新生活でも、本校の卒業生としての自信と誇りを胸にますます活躍してくれることを期待しています。本日は、卒業生の皆さん、保護者・ご家族の皆さん、おめでとうございました!