2年学年道徳

今日の1校時、2年生は武道場において「学年道徳」を行いました。テーマは、「人権」です。12月4日から12月10日までの人権週間に合わせて、本校では12月5日(月)から9日(金)まで人権週間にかかる取組を予定しています。それに先立ち、2年生では人権担当の小松教諭が学年道徳という形で授業を行いました。

授業の冒頭、トリックアート(だまし絵)をスクリーンに映し、「何に見えるか」や「どちらが大きく(長く)見えるか」など生徒たちに問いかけました。見た目では異なるように見えても実際は同じものであったり、見る視点を変えると全く違った絵になったりと、生徒たちは驚きの様子でした。同じものを見ても、人それぞれ見方や考え方が異なることから、「違いを認め合うこと」が大切で「違いがあるから生活が豊かになること」などについて考えました。

後半では、中学生の人権作文受賞作から「リスペクト・アザーズ」という題の作文を動画化したものを視聴しました。「リスペクト・アザーズ」とは「他人を尊重すること」を意味します。「同調圧力」が存在する日本社会では、自分らしさを押し殺して、周りに無理に合わさなければならない窮屈さを感じたり、異なる者に対して排除や攻撃したりする問題が指摘されています。「多様性」を尊重し、互いを認め合っていくことで人権が保障される社会となっていくことについて考えるよい教材でした。生徒たちは、終始真剣な表情で臨んでくれましたが、どんなことを感じ、学んでくれたでしょうか。来週から始まる人権週間では、様々な学習を通して「人権」について深く考えるよい機会となることを願っています。