環境委員会の恒例 「ほうきのごみ取り」

環境委員会の年間の活動計画に、「ほうきのごみ取り」があります。これは、「本校名物」と言ってもよいかもしれませんが、環境委員が定期的にほうきに付着した綿ぼこりなどをブラシでこすり出して、きれいな状態にしています。前からいた職員にたずねると、この取組は5年以上前から行われているようです。

昨日の放課後、今年度第1回目の「ほうきのごみ取り」を行いました。校長室前のホールに、各クラスの環境委員がほうきを持ち寄り、専用のブラシで綿ぼこりなどを新聞紙の上に掻き出していました。見てみると、新聞紙の上には結構な量の綿ぼこりが落ちていて、これだけのものがほうきについていたのかと少し驚きました。作業後は、きれいになったほうきが並べられ、見る側も何か気分がよくなりました。こうした用具の手入れをすることは、いろいろな意味で教育的価値があると考えます。もちろん、ほこりがなくなることで掃除がしやすくなるのですが、もう一つは「道具や物を大切にする」意識や習慣が身につきます。お金を払えば何でも手に入る時代ですが、そんな時だからこそ、道具や物を大切にすることを学ぶことに意味があると思います。スポーツ選手も職人さんもプロの方は用具や道具を本当に大切にされます。大切にするからこそ、よい仕事、パフォーマンスが生まれると思います。これからも、こうした取組は大切にしていきたいと思います。