図書室と学校司書さん

本校2階に図書室があります。西向きの部屋で、室内も明るく、また、色とりどりの飾りやたくさんの本で、とても素敵な空間になっています。昔の図書室のイメージとは違い、今流行りの本や漫画形式で読みやすい本など、読書欲をそそるような本がいっぱい並べられています。本校には、学校司書さんが週3,4日程度勤務されていて、本の購入や紹介、図書の管理、室内の装飾などを行っていただいています。時には、国語の授業などにも参加し、読書にかかわるオリエンテーションなどもしていただいています。

図書館管理システムが導入されており、年間の貸し出し数ランキングなど様々な統計を取ることができます。また、ネット等で検索した本の「ランキング」をもとに、室内の至る所に「2021年年間貸出数ランキング」や「2021年最も売れた本」「東大生が選ぶ勉強になる漫画」「人気の人物伝記2021」などのコーナーを設置し、選びやすく、また読みたくなるような仕掛けが施されています。なかには、「湖北10校 高校生おススメ本」など地域にかかわるコーナーまであります。ちなみに、昨年度高月中学校で最も貸出が多かった本は、桃戸ハルさんの「5分後に意外な結末 エメラルド」で、2位は、西尾維新さんの「パノラマ島美談」でした。残念ながら、私はどちらも読んだことのない本ばかりでしたが、本屋さんのような工夫がされていて大変興味深いものでした。

お話を伺うと本校の生徒たちは、結構図書室を利用していて、好きな本や読みたい本のリクエストをするようです。学校司書さんは、なるべく生徒の希望に沿うように、本を購入されるようで、ありがたく思います。また、本校生徒会の図書委員会の活動にもいろいろ関わっていただいています。毎日の活動として、昼の図書室の開放があります。各学級ごとに順番に図書委員が貸出当番をしていますが、そのサポートもしていただいています。昨年度の全国学力学習状況調査では、平日30分以上読書している割合は全国や県の平均と比べて若干下回っていました。朝読書にはしっかり取り組めていますが、それ以外の時間も使って、どんどん読書にいそしんでほしいと思います。