ALTの先生の掲示板

本校には、ALT(アシスタント・ラングエッジ・ティーチャー)の先生が週2~3回来校されて、1~3年生までの英語の授業を指導していただいています。その他に、毎月、一階の中央廊下の掲示板を使って、英語の掲示物を作成していただいています。毎回テーマが決まっていて、12月は「クリスマス」、1月は「お正月」に関する内容でした。

今月(2月)のテーマは、「バレンタイン」です。ご存じのとおり、日本では、バレンタインデーには、女性から男性にチョコレートなどの贈り物をしますが、アメリカでは、女性からと決まっているわけでなく、男女どちらからでも贈るようです。また、日本の「ホワイトデー」のような日もないそうです。掲示板には、そのような文化の違いなども紹介されています。

また、毎回、掲示板には「イラストコーナー」が設けられています。コーナーには、鉛筆までわざわざ用意してあって、生徒たちが自由にイラストを描き加えます。クリスマスの時は、トナカイのイラストでした。今回は?なんと、「ペンギン」。なぜ、ペンギンなのかと、ふと疑問に思い、掲示物をよくよく見ると、「Penguin Love」の見出しが書かれている掲示物を発見しました。内容を読んでみると、「ペンギンは、自分の大好きなペンギンに、美しい石を贈ります。」と書かれています。私自身、初めて聞いたことだったので、ネットで検索してみると、一部のペンギンでそのような求愛行動が見られるようでした。すなわち、オスのペンギンは、求愛行動として、気に入ったメスのペンギンにきれいな石を贈るそうです。相手のメスのペンギンがその石に触れれば、めでたくカップル成立!その気がないと、何事もなかったかのようにその場から立ち去ります。(巣作りで石を使う種類のペンギンがいて、周辺に石がない地域では、石は大切なものとされ、こうした求愛行動に使われることがあるようです)人間と同じで、なんともロマンチックなお話ですね。イラストコーナーでは、その話を知ってか知らずか、生徒たちによっていろいろなペンギンが描かれていました。