大雪

今季一番の寒波が到来し、昨晩から雪が降り続いています。朝の段階では、積雪量もそれほど多くはなかったので通常通りの始業としましたが、その後も降り続いたため短縮校時、そうじカット、昼休みの短縮を行い、下校時刻を早めることにしました。

今日は、雪のため、自転車での通学が困難で、お家の方に送迎していただいた生徒も多かったようです。また、歩いて登校する生徒も多く、遅れてくる生徒も見られましたが、特に大きな事故やケガがなかったのが何よりでした。下校時もお迎えの車で混雑しましたが、生徒たちは無事に帰ることができたようで何よりです。

大雪警報が現在も発令中であり、今夜から明日にかけても引き続き雪が降るようですので、警戒が必要です。

自転車小屋の横にだれかが作った雪だるまが置いてありました。なかなかの作品でしたので、カメラのシャッターを押してしまいました。

朝の読み聞かせ

本校では、始業時刻の8時20分から10分間を「Tタイム(たかつきたいむ)」として、立腰と朝読書を行っています。全国学校読書調査では、滋賀県の児童生徒の不読率(1ケ月に1冊も本を読まない割合)は、全国平均を下回っているものの、小学生の不読率は過去10年で最大を更新したそうです。また、1日10分以上読書している割合については、小中学生ともに全国平均を下回っているそうで、ネット社会の進展に伴い、読書活動の重要性について再認識していく必要があると考えています。

さて、今日のTタイムの時間に3年生は、「朝の読み聞かせ」を行いました。これは、小学校では今も行われていますが、地域在住の読書ボランティアさんに来ていただき、子どもたちの前で本を読んでいただくというものです。本校では10年以上前までは毎年行われていたようですが、今回本校勤務の学校司書武友先生の提案により再度やってみようということになりました。当時のボランティアさんに連絡を取っていただいたところ、協力いただけるとのことで、この3学期に各学年1回ずつ実施することになりました。私としても学校経営上、地域の方との交流や貢献活動を通して子どもたちの得るものや学ぶことは大きいと考えていましたので、大変ありがたいことです。

今日の読み聞かせボランティアは、七里さん、山岡さん、そして学校司書の武友さんの3名にお願いしました。七里さんはA組で西岡常一さん、小原二郎さんの共著「法隆寺を支えた木」、山岡さんはB組で松尾伸さんの「マカルーの旗」、武友さんはC組でブリッタ・テッケントラップ作「かべのむこうになにがある」をそれぞれ読んでいただきました。さすが3年生で、難しい話にもしっかりと耳を傾け聞いていました。「久しぶりの中学校で少し緊張しています」とおっしゃっていましたが、3年生がしっかりと聞いてくれたので、「楽しく読めました」と感想を述べられていました。

2月13日(火)に2年生、2月27日(火)には1年生で実施する予定です。ボランティアの皆さん、今日はありがとうございました。また次回もよろしくお願いします。

百人一首決勝戦

今日の6校時、1年生は武道場において、新春かるた大会(百人一首大会)の決勝戦を行いました。これまで学級で予選を行ってきましたが、その結果をもとに対戦組み合わせを決め、学級対抗の形で実施しました。

国語の先生が詠み手を務め、各グループでカルタ取りの速さを競いました。学級対抗ということで、クラスの一人ひとりがとった枚数の合計で勝敗が決します。どのグループも楽しみながら、がんばっていました。前回もそうでしたが、人気のある歌は、すぐにとられます。見た感じでは、映画やアニメの影響からか、在原業平朝臣の「ちはやふる~」が一番人気のようでした。

勝敗は、学級一人あたりの平均枚数で決まるようですが、結果は明日のお楽しみということでした。今日は、百人一首という日本の伝統文化を介して、学級の団結と学年の親睦を深めることができました。

人権作文で表彰

1月20に(土)の午後1時より、「人権ふれあいのつどい~中学生の語る想い~」が長浜文化芸術会館において開催されました。この「人権ふれあいのつどい」は、大津地方法務局と滋賀県人権擁護員連合会の主催により毎年開催されており、今年度は長浜市を会場として実施されました。

つどいの前半に第42回全国中学生人権作文コンテスト滋賀県大会の表彰式が実施されました。滋賀県内の各中学校から応募された多くの作文の中から、本校生徒2名がそれぞれ「審査員特別賞」と「奨励賞」を受賞し、大津地方法務局長から一人ひとりに表彰状と盾が授与されました。

授賞式後は、「アンパンマン」のアニメで有名な漫画家の故やなせたかしさんがデザインした人権イメージキャラクター「人KENまもる君」と「人KENあゆみちゃん」のマスコットといっしょに記念撮影をしました。

長浜市内からは、本校の2名が選ばれました。このようなすばらしい賞に輝いたのは、大変栄誉なことだと思います。受賞した皆さん、おめでとうございました。作文で想いを綴ったように、一人ひとりの人権が大切にされ、誰もが安心して生活できる町づくりの実現を目指して、ともに力をあわせていきましょう!

 

 

江北図書館紹介動画作成

本校特別支援学級であるE組の生徒二人が、木之本の江北図書館とコラボし、その紹介した動画を作成しました。江北図書館は明治時代に余呉村出身の弁護士、杉野文彌さんが創設した私設図書館で、昨年11月、国の登録有形文化財に答申されました。

2月に市内特別支援学級の生徒たちの学習発表会が開催される予定で、今回はその発表に向けて作成したものでした。生徒たちは、担任の先生の指導を受けながら、120年の歴史をもつレトロな江北図書館をタブレット端末のロイロノート機能を使い、今話題の生成AI「チャットGPT」や最近導入された学習ソフト「Canva(キャンバ)」などを駆使しながら作りました。また、本校学校図書館司書の先生にも協力してもらい、江北図書館の職員の方と連携を図りながら、制作しました。

その関係で、今日の午前中に江北図書館の館長さんとスタッフの方2名が来校され、実際に制作した動画を視聴していただきました。江北図書館の紹介や図書館を創設した杉野さんの当時の読書に対する思い、苦労話などが動画のアニメーションとともにわかりやすく映し出され、江北図書館の方もいたく感動しておられました。また、視聴後は、制作した本人から、Canvaでの制作の仕方などを説明してもらいました。アナログ世代の我々にとっては、驚きの連続で、皆感心しきりでした。今後は、江北図書館での動画利用も視野に入れていただけるということで、大変栄誉なことです。

Canvaの機能を使えば、杉野文彌さんが実際に話しているかのように、口を動かしたり、まばたきしたり、首を動かしたりしながら、話し声を入れることができることを説明してもらいました。すごい時代になってきました。

今後もデジタルとアナログの効果的な組み合わせを推進するとともに、地域の魅力を発信できる学習活動を大切にしていきたいと思います。制作してくれたE組の皆さん、これからもよろしくお願いします。