本校特別支援学級であるE組の生徒二人が、木之本の江北図書館とコラボし、その紹介した動画を作成しました。江北図書館は明治時代に余呉村出身の弁護士、杉野文彌さんが創設した私設図書館で、昨年11月、国の登録有形文化財に答申されました。
2月に市内特別支援学級の生徒たちの学習発表会が開催される予定で、今回はその発表に向けて作成したものでした。生徒たちは、担任の先生の指導を受けながら、120年の歴史をもつレトロな江北図書館をタブレット端末のロイロノート機能を使い、今話題の生成AI「チャットGPT」や最近導入された学習ソフト「Canva(キャンバ)」などを駆使しながら作りました。また、本校学校図書館司書の先生にも協力してもらい、江北図書館の職員の方と連携を図りながら、制作しました。
その関係で、今日の午前中に江北図書館の館長さんとスタッフの方2名が来校され、実際に制作した動画を視聴していただきました。江北図書館の紹介や図書館を創設した杉野さんの当時の読書に対する思い、苦労話などが動画のアニメーションとともにわかりやすく映し出され、江北図書館の方もいたく感動しておられました。また、視聴後は、制作した本人から、Canvaでの制作の仕方などを説明してもらいました。アナログ世代の我々にとっては、驚きの連続で、皆感心しきりでした。今後は、江北図書館での動画利用も視野に入れていただけるということで、大変栄誉なことです。
Canvaの機能を使えば、杉野文彌さんが実際に話しているかのように、口を動かしたり、まばたきしたり、首を動かしたりしながら、話し声を入れることができることを説明してもらいました。すごい時代になってきました。
今後もデジタルとアナログの効果的な組み合わせを推進するとともに、地域の魅力を発信できる学習活動を大切にしていきたいと思います。制作してくれたE組の皆さん、これからもよろしくお願いします。