朝の読み聞かせ

本校では、始業時刻の8時20分から10分間を「Tタイム(たかつきたいむ)」として、立腰と朝読書を行っています。全国学校読書調査では、滋賀県の児童生徒の不読率(1ケ月に1冊も本を読まない割合)は、全国平均を下回っているものの、小学生の不読率は過去10年で最大を更新したそうです。また、1日10分以上読書している割合については、小中学生ともに全国平均を下回っているそうで、ネット社会の進展に伴い、読書活動の重要性について再認識していく必要があると考えています。

さて、今日のTタイムの時間に3年生は、「朝の読み聞かせ」を行いました。これは、小学校では今も行われていますが、地域在住の読書ボランティアさんに来ていただき、子どもたちの前で本を読んでいただくというものです。本校では10年以上前までは毎年行われていたようですが、今回本校勤務の学校司書武友先生の提案により再度やってみようということになりました。当時のボランティアさんに連絡を取っていただいたところ、協力いただけるとのことで、この3学期に各学年1回ずつ実施することになりました。私としても学校経営上、地域の方との交流や貢献活動を通して子どもたちの得るものや学ぶことは大きいと考えていましたので、大変ありがたいことです。

今日の読み聞かせボランティアは、七里さん、山岡さん、そして学校司書の武友さんの3名にお願いしました。七里さんはA組で西岡常一さん、小原二郎さんの共著「法隆寺を支えた木」、山岡さんはB組で松尾伸さんの「マカルーの旗」、武友さんはC組でブリッタ・テッケントラップ作「かべのむこうになにがある」をそれぞれ読んでいただきました。さすが3年生で、難しい話にもしっかりと耳を傾け聞いていました。「久しぶりの中学校で少し緊張しています」とおっしゃっていましたが、3年生がしっかりと聞いてくれたので、「楽しく読めました」と感想を述べられていました。

2月13日(火)に2年生、2月27日(火)には1年生で実施する予定です。ボランティアの皆さん、今日はありがとうございました。また次回もよろしくお願いします。