3年薬物乱用防止教室

今日は、一昨日の1,2年生に引き続いて、3年生対象の薬物乱用防止教室を5校時に実施しました。前回同様、学校薬剤師の横関先生と木之本青少年センターの橋本先生にご指導いただきました。

3年生は、過去2回の学習をふり返りながら、今回が最終回ということで、主に麻薬やヘロイン、コカインなどの「違法ドラッグ」について学びました。前回2年生が学習した大麻よりも幻覚・幻聴症状や体への悪影響がより強く、また依存性もより高く、たいへん危険な薬物です。最初は、ゲートウェイ・ドラッグ(入門薬物)と呼ばれる、MDMAなどの合成ドラッグなどを軽い気持ちで使用することで、どんどん依存性が高まり、麻薬などのより強い薬物に手を出していくという構図があるそうです。身近なところにも魔の手がしのびよっており、美容や健康食品という名目で欺きながら、「獲物」を狙っているとのことでした。生徒たちは、真剣な表情で話を聞いていました。

中学校を卒業すると、行動範囲や人間関係が広がりますが、このような危ないものにも接する機会が出てくるかもしれません。今日学んだことを心に留め、危険なドラッグをしっかり見極める目と決して手を出さないという強い意志を持ってほしいと思います。

一昨日、そして今日と2日間にわたり、ご指導いただきました横関先生と橋本先生には、お忙しい中、本校生徒たちのためにお時間をとっていただき大変ありがとうございました!今後ともよろしくお願いします。

七夕飾り

七月になりました。30度超えの真夏日もあり、蒸し暑い毎日が続きますが、1学期の締めくくりをしっかりとして、夏休みを迎えたいものです。今週末の金曜日は七夕です。天気予報では曇り時々晴れのようですが、天の川は見られるでしょうか。

ということで、七夕に向けて、3年生の廊下には、笹飾りが設置されました。笹の近くには、短冊用の色紙と筆記用具がおかれ、自由に書き込んでつるすようになっています。すでに、いくつかの短冊が笹につけられ、笹飾りらしくなってきました。

短冊には、願い事が書かれています。読んでみると、「志望校に受かりますように」や「頭がよくなったら、うれしいです」、「友だちとずっと仲良くできますように」のような中学3年生らしいものの他、「戦争のない平和な世界がほしい」、「阪神が優勝しますように」といったものもありました。七夕の願い事は、裁縫など自分の技能が上達することを願うことが本来の形だそうですが、皆さんの願いが叶うように、私も祈りたいと思います。

薬物乱用防止教室

今日の午後、1,2年生は学校薬剤師である横関先生と木之本青少年センター所長の橋本先生に来ていただき、薬物乱用防止教室を実施しました。この教室は、毎年この時期に実施しているもので、本校では横関先生に学年ごとに分けて指導していただいています。

5校時は、1年生対象にアルコール依存症など、未成年の飲酒が引き起こす体への害などについてパワーポイントを使ってお話しいただきました。アルコールには依存性があり、未成年が飲酒することで脳や体の健全な成長を阻害したり、急性アルコール中毒に陥ったりと大変こわいものあることを学びました。アルコールをたくさん飲み続けた人の脳と健全な人の脳の画像を比べると明らかに飲み続けた人の脳は委縮していました。そのことからも未成年のアルコール摂取のこわさを生徒たちは感じ取っていたようです。

6校時の2年生では、薬物そのものの怖さについて学習しました。薬には体にとって「味方」の側面と「害」の側面があり、病気を治す薬であっても、処方されたとおり正しく適量を摂取しないと、副作用などが起こり、体にとって有害なものになってしまうことについて学びました。また、薬の中には、麻薬や危険ドラッグなどのこわい薬物があり、安易な気持ちで摂取することで、薬物依存症に陥り、人生を台無しにする危険性があることも学びました。現在、芸能界でも大麻などの薬物を摂取したり所持したりして、大麻取締法違反で逮捕される事件が問題になっていますが、未成年者の中にも言葉巧みに誘惑されて、悲惨な目にあう事案も多発しているようです。薬物の知識をしっかりともち、危険な誘惑にのらない強い意志、判断力をもってほしいと思います。生徒たちも真剣な表情で話しに聞き入っていました。今日学んだことをこれからの人生に生かしてほしいと思います。