今日の午後、1,2年生は学校薬剤師である横関先生と木之本青少年センター所長の橋本先生に来ていただき、薬物乱用防止教室を実施しました。この教室は、毎年この時期に実施しているもので、本校では横関先生に学年ごとに分けて指導していただいています。
5校時は、1年生対象にアルコール依存症など、未成年の飲酒が引き起こす体への害などについてパワーポイントを使ってお話しいただきました。アルコールには依存性があり、未成年が飲酒することで脳や体の健全な成長を阻害したり、急性アルコール中毒に陥ったりと大変こわいものあることを学びました。アルコールをたくさん飲み続けた人の脳と健全な人の脳の画像を比べると明らかに飲み続けた人の脳は委縮していました。そのことからも未成年のアルコール摂取のこわさを生徒たちは感じ取っていたようです。
6校時の2年生では、薬物そのものの怖さについて学習しました。薬には体にとって「味方」の側面と「害」の側面があり、病気を治す薬であっても、処方されたとおり正しく適量を摂取しないと、副作用などが起こり、体にとって有害なものになってしまうことについて学びました。また、薬の中には、麻薬や危険ドラッグなどのこわい薬物があり、安易な気持ちで摂取することで、薬物依存症に陥り、人生を台無しにする危険性があることも学びました。現在、芸能界でも大麻などの薬物を摂取したり所持したりして、大麻取締法違反で逮捕される事件が問題になっていますが、未成年者の中にも言葉巧みに誘惑されて、悲惨な目にあう事案も多発しているようです。薬物の知識をしっかりともち、危険な誘惑にのらない強い意志、判断力をもってほしいと思います。生徒たちも真剣な表情で話しに聞き入っていました。今日学んだことをこれからの人生に生かしてほしいと思います。