交通安全教室

今日の午後は、木之本警察署員の方を講師に招いて、各学年ごとに交通安全教室を実施しました。毎年、4月のこの時期に行っているもので、年度当初に交通安全に関する意識を高め、交通ルールを守ることの大切さや自転車の正しい乗り方、自転車の点検の仕方などを学んだり、再確認したりすることを目的としています。4月13日には、校内で自転車点検を行いましたが、今回は警察署の方から専門的なお話を聞きました。

1年生は、はじめての自転車通学ということで、講話の他、自転車の安全運転教室を実施しました。まず、5校時に木之本警察署生活安全課の方から、万引きやSNSの怖さについて指導していただきました。万引きやSNSでの誹謗中傷は犯罪となるので、絶対してはいけないことを学びました。また、交通課の方から、ビデオ映像を使って指導していただきました。自転車事故を防ぐため、スマホを見ながら運転する「ながら運転」や傘さし運転、二人乗りなどをしてはいけないことや、万が一の事故に遭った場合に命を守るためにも、ヘルメットを必ず着用することなどを指導いただきました。6校時は、実際に運動場に出て、自分の自転車を使いながら、交通ルールを守った正しい自転車の乗り方について、教えていただきました。

2年生は、5校時に高月の駐在所の方から、正しい自転車の乗り方について、同じくビデオ映像をしたり、お話を聞いたりしながら学びました。特に、今年5月から道路交通法が改正され、自転車でのヘルメット着用が努力義務となったことにも触れ、登下校だけでなく普段の生活で乗るときにもヘルメットを着けるように話されました。実際にヘルメット着用の有無によって、事故に遭った時のケガの状態は大きく異なり、着用していない場合の死亡率は大変高いことを教えていただきました。

3年生は、6校時に行いました。2年生と同様、ビデオ映像を使って指導していただきました。3年生は、体も大きくなり、自転車通学の経験も長くなりますが、油断は禁物です。ビデオでは、自転車が加害となった事故について、近年、損害賠償の請求額が多額になり、未成年の場合は保護者に請求されるなどの説明がありました。通学路になっている歩道では、自転車通行可の標識があれば、通行が認められていますが、あくまでも歩行者が優先となり、事故になった場合は自転車に過失責任が問われるようです。

今日、学んだことを忘れずに、日頃からルールやマナーを守って安全運転を心がけてほしいと思います。お忙しい中、ご指導いただいた木之本警察署および高月駐在所の皆さん、ありがとうございました。