体育祭

今日は、令和5年度の体育祭を行いました。開会式前後には、小雨が降りましたが、天気予報では徐々に天気が良くなるということで、予定通り決行することにしました。予報通り、時間が経つにつれ、晴れ間が増え、昼頃には暑くなってきました。

今年の体育祭のスローガンは、「挑夢(いどむ)~We can do it~」です。「夢に挑む」まさしく、可能性に満ち溢れた生徒たちにぴったりのスローガンでした。体育祭にかける夢や熱い思いを実現するために、これまで団や学級でがんばってくれました。その成果が発揮できる体育祭であったと思います。

開会式終了後、陸上種目を実施しました。これは、全員が100m、200m、800mのいずれかを選んで走りました。大変力強く走る姿や遅くても懸命に走る姿に惜しみない拍手や声援が送られていました。苦痛の表情を浮かべながらも、最後まで走り切る姿に大変感動しました。

陸上種目の次は、大縄跳びでした。これは、団対抗の競技種目で、各学年から4~5名ずつで編成される2チームで制限時間内に連続でどれだけ跳べるかを競いました。「1、2、3・・・」競技を行っている者も応援する者も一つになって大きな声で数えていました。

その次は、団対抗リレーでした。これも各学年で編成される2チームで順位を競いました。男女混成ということもあり、学年や男女が入り混じって、バトンをつなぎました。団の中から選ばれた足の速い生徒によるリレーなので、見応えも十分でした。やはりリレーは盛り上がります。

その次は、生徒会種目である玉入れでした。これも団対抗で行われる競技で、各団2チームを編成し、制限時間内にどれだけ球を入れられるかを競いました。ただ、普通の玉入れと違っていて、玉にはテニスボールやおもちゃのラグビーボールなどもあり、どのチームも楽しく競技していました。

午前中最後の種目は、台風の目でした。唯一これだけが学級対抗で、4人一組で横一列になって棒を持ち、コーンの周りをまわりながら、リレー形式で行いました。学級対抗とはいえ、他学年の同じ団の仲間からも大きな声援が送られ、盛り上がりました。並び順や走順も学級ごとに作戦が練られ、学級の絆を深める場となりました。

午前中の競技が少し長引き、予定より20分遅れで給食の時間を取りました。午後のスタートも15分遅れのスタートとなりました。午後は、本校の伝統にもなっているよさこいソーランの演舞でした。このよさこいには、各団が最も力と時間をかけてきたもので、それだけ気合十分の発表でした。黄団、赤団、青団の順で5分の持ち時間の中で入退場も含めて発表します。今年からは、全団員がかけ声を出してもよいという形になったので、活気ある演舞となりました。フォーメーションの変化やずらしの効果も取り入れるなど、各団の工夫が随所に見られ、感動的な発表となりました。

各学級が作成した応援パネルは、野球のバックネットに掲示する形で発表しました。こちらも甲乙つけがたい作品ばかりで審査を行うのが大変でした。

閉会式は、昨年と同様、各教室へのリモート方式で行いました。結果発表では、各発表ごとに各階の教室から大きな歓声が放送室まで聞こえてきました。結果は以下のとおりです。大縄跳び:赤団、団対抗リレー:黄団、生徒会種目(玉入れ):黄団、学年種目(台風の目):1年A組、2年B組、3年A組、応援パネル:1年A組、2年C組、3年A組、総合優勝:黄団、よさこい:青団。閉会式の講評で話しましたが、よさこいソーランと応援パネルは、タイムや跳んだ回数などでは測ることができないもので、審査員の評価も割れ、難航しました。それだけ、どの団、学級も甲乙つけがたいものでした。これまで仲間とともに、目標に向かって全力で取り組んできたことは、順位の数字以上に価値あるもので、友情や信頼、自信や思いやりなどかけがえのない宝物を得たのではないかと思います。それを大切にして、今後に生かしてほしいと思います。なお、陸上種目の個人成績の発表は、時間の関係で月曜日の朝に発表することになりました。

令和5年度の体育祭も数々の感動と思い出を残し、閉幕しました。次は文化祭(合唱祭)が10月に控えています。体育祭で培った絆を生かして、がんばってほしいと思います。最後に、本日は、お忙しい中、体育祭に足を運び、生徒たちの頑張りにあたたかい拍手やご声援をいただきました保護者、地域の皆様、ありがとうございました!