本日9時30分より、令和5年度の高月中学校卒業証書授与式を開催しました。あいにくの雨模様でしたが、市の教育委員会の松宮教育委員様をはじめ、PTA会長様、そして多くの保護者の皆様にもご参列いただき、盛大な式となりました。
開式の辞の後、国歌・校歌の斉唱と続き、卒業証書の授与を行いました。一人ひとりの名前を呼び、証書を手渡しました。マスクをとった状態でしたので、一人ひとりの表情がよく見えました。とてもしっかりとした態度で受け取ってくれました。
続いて、私からの式辞を述べました。これまで3年生が取り組んできた行事などをふり返るとともに、これからの予測困難な社会を生きる上で、はなむけの言葉を贈りました。それは、本校卒業生で大阪桐蔭高校からプロ野球のソフトバンク・ホークスに入団した前田悠伍選手の言葉で、「目標に向けて、逆算的に生きる」です。彼は、中学校1年生の時に立てた4つの目標(大阪桐蔭高校入学、甲子園出場、日本代表入り、プロ入り)をすべて叶えてきたわけですが、インタビューの中で「夢をもち、そこに向けて逆算して努力することで叶う確率が高くなる、自分はそれを一番大切にしてきた。」と話していました。これから向かう社会は先が見通せないからこそ、流されるままに生きるのではなく、しっかりとした目標をもち、そこから逆算して努力していく力が求められることをお話ししました。
式辞の後は、長浜市教育委員会からの告辞があり、来賓紹介並び祝電の披露と続きました。
その後、在校生からの「送ることば」があり、生徒会長の平川くんが代表して述べてくれました。これまで、いろいろと優しく教えてもらったことに対する感謝の言葉とともに、今後は必死になって追いかける先輩の姿がなくなってしまうけれど、しっかりとがんばっていきたいという抱負を述べてくれました。
送辞の後は、卒業生の答辞(別れのことば)でした。卒業生を代表して、齊田くん、安済さん、大橋くんの3名が順番に、3年間の思い出をふり返るとともに、後輩たちへのメッセージやお世話になったすべての人々に対する感謝の言葉を述べてくれました。途中、合唱祭の学年合唱で歌った「3月9日」の合唱をしてくれました。とてもきれいなハーモニーでした。
最後は、式歌でした。「旅立ちの日に」を全校で合唱しました。1番は、1,2年生が、2番は3年生が歌い、最後は全校で歌いました。全校合唱は体育館中に歌声が響き渡り、式の最後を見事に飾ってくれました。
式後、3年生は教室で最後の学活を行い、別れを惜しんでいました。11時40分から、1,2年生と職員による見送りを行い、3年生は本校を巣立っていきました。あちこちに涙と笑いが沸き起こり、感動的な卒業式となりました。卒業生の今後ますますの活躍と、前途に幸多からんことを祈りたいと思います。