関西電力オンライン授業

2年生は、今日技術科の授業で関西電力の方とオンラインでつなぎ、これまで取り組んできた電力とエネルギーの学習のまとめとして、プレゼンを行いました。これは、11月1日に関西電力の方を講師として招いて、エネルギーについて学んだことを受け、「長浜市に発電所をつくるなら?」というテーマでグループごとに調べ学習を行い、自分たちの考えをプレゼンにまとめました。限られた時間での準備でしたが、図書室で調べ学習したり、ネットで調べたり、関西電力の方に質問したりしながら、プレゼンを作成してくれました。今日は、その発表ということで、水力や風力、太陽光などの発電の種類や長所、短所を踏まえ、長浜の地理的条件に適するものは何か、根拠を示しながら発表しました。また、発表を受けて、オンラインで参加いただいている関西電力の方にプレゼンについて講評をしていただきました。

「バイオマス発電」について取り上げたグループがありました。バイオマス発電とは農作物や食品、魚介など動植物から生まれた生物資源であるバイオマスを原料として、それらを燃焼・ガス化することで発電する方法です。私もはじめて知った言葉ですが、そのグループは、長浜市の給食の残飯や廃棄される材木などについて調べ、具体的な数値やデータを使って発表してくれました。大変わかりやすく感心しました。

オンラインで専門の講師とつないで、授業を行う試みは興味深く、今後も続けていきたいと思います。今回の授業でお世話になった関西電力の皆さん、ありがとうございました。

また、今日の1校時は、校内研究の取組の一環として、文系部会の山岡教諭の1年A組の授業公開でした。「不便の価値を見つめ直す」という単元で、不便は悪いことばかりではなく、見方を変えればよいこともあることについて、考えました。

 

1年人権学習

今日の午後、1年生は人権学習のまとめとして、NPO法人「CILだんない」から代表の美濃部さんをはじめとするメンバーやとスタッフの方、そして町内の人権擁護委員に来ていただき、前半は人権に関する講話、後半はボッチャ体験を行いました。

人権講話では、「障がい」についてお話いただきました。「障がい」には「機能的な障がい」と「社会的な障がい」の二つの捉え方があるとお話しいただきました。「機能的な障がい」は、本人の能力(機能)に目を向けるもので、障がい者自身の問題です。そして、「社会的な障がい」とは社会の環境に目を向けるもので、社会の問題という捉え方です。例えば、足が不自由で車いすの人は階段など段差があるところに上ることはできません。これは、本人の能力面から「歩けないこと」が障がいとなります。しかしながら、そこにスロープがあれば段差があっても上ることができます。すなわち、そこにスロープがないのは社会の環境に障がい(バリア)があるというわけで、それを社会の問題として改善していくという考え方です。いわゆる、「バリアフリー」です。「合理的配慮」という言葉がありますが、「人が同じ目的を達成するために必要な環境調整」を意味し、障がいをもった人も健常な人も安心して生活できる社会の実現を図っていくことが大切だということを教えていただきました。生徒たちも、大切だと思ったことはしっかりとプリントにまとめていました。

後半のボッチャ体験では、学級ごとに分かれて行いました。初めて体験した生徒がほとんどでしたが、皆楽しそうに取り組んでいました。

最後は、1年生を代表して、髙山くんがお礼のことばを話してくれました。今日は、CILだんないの方をはじめ、多数の皆さんに来ていただき、人権について考えるよい機会となりました。お忙しい中、ありがとうございました。

生徒会引継

今日から12月に入りました。早いもので80日登校日のあった2学期も残すところ15日となり、いよいよ締めくくりの時期を迎えています。期末テストが終わり、今日までにテスト返しが終わっているかと思います。テストのふりかえりとともに、この2学期をふり返って、自身の成長できたところや3学期に向けての努力点、目標などについて考え、より良い形で2学期が終えられるようにしたいものです。

さて、12月ということで今月より、新生徒会に移行しました。新生徒会のリーダーたちが中心となって、ひっぱっていかなければなりません。そこで、今日の放課後、新旧生徒会の引継を行いました。執行部や委員会ごとに旧の役員と新の役員が集まり、旧の役員から1年間を振り返っての良かった点(成果)と改善点(課題)や日常活動の内容、年間の行事計画、その他申し送り事項の伝達を行いました。新役員はその説明を聞きながら、わからないところを質問したり、確認したりしていました。慣れないことなので、少し緊張した面持ちでしたが、失敗を恐れずに頑張ってほしいと思います。近々、後期生徒会の委員会があります。まずは、それに向けて準備を進めていきましょう。新生徒会の皆さん、よろしくお願いします!

給食、おいしくいただいています

本校では、給食の時間を12:40~13:10の30分間を設けています。その間に、給食の運搬、配膳を行い、一斉に「いただきます。」、「ごちそうさま」を行います。毎月、長浜北部給食センターから、「食育だより」とともに、ランチメッセージをいただき、お昼の放送で広報委員がその日の献立について伝えてくれます。

今日の給食のメニューは、「滋賀の日」というテーマで、強化米入りごはん、丁子麩入り卵丼の具、竹輪のてんぷら、近江米ムース、牛乳でした。滋賀になじみの深い丁子麩や近江米を使ったメニューで、地元の食材をおいしく味わうことができました。また、学校給食でよく聞く「強化米」ですが、ビタミンやミネラルをコーティングした栄養価の高いご飯ということで、健康面に配慮したメニューを考えていただいています。いつもながら、いろいろと私たちの健康面や食文化を考えながら、おいしい給食をつくっていただいていることに感謝したいと思います。ありがとうございます。

ちなみに、昨日のメニューはチキンライスに焼きウインナー、ごぼうサラダにABCマカロニスープ、牛乳。一昨日は、「国際食」シリーズということで、ベルギー王国の料理をいただきました。メニューは、コッペパン、えびクリームコロッケ、リエージュ風サラダ、野菜のコンソメスープ、チョコクリーム、牛乳でした。日替わりでいろいろとおいしくいただいています。

校内研究の取組を進めています

今年度の校内研究では、「生徒が自ら学びに向かう授業づくり ~わくわく、いきいき、どんどん授業改革~」をテーマに授業改善に向けて研究実践を行っています。これまで、教員一人ひとりが「目指す授業像」を立て、研究を進めてきました。文系部会、理系部会、実技部会の3部会に分かれて、お互いの授業を参観し合い、よかった点や改善点について振り返りを行っています。

今日は、理系部会の上野教諭による3年生理科の授業を参観しました。単元内容は、地球と宇宙で、本時の授業では、太陽の見かけの運動と地球の自転の関係をモデルを使って考える内容でした。

地球儀上に取り付けたミッフィーの人形をもとに、太陽との位置関係から、グループごとに朝、昼、夕方、夜のそれぞれの状態を地球儀をまわしながら考え、iPadに記録していきました。思わぬミッフィー人形の登場に生徒たちも喜んでいたようです。記録写真を撮った後、地球が地軸を中心にどっち向きに回転しているかを考えました。普段の生活の中で見ている日の出や日没などの状況と照らし合わせながら、本授業のねらいに迫っていました。授業では、グループやペアでの学習や話し合いの場面が多くありましたが、協力して取り組めていました。

授業の最後は、ふりかえりをロイロノートのアンケート機能を使って行いました。ロイロノートを使うと、アンケート用紙を回収したり、集計したりする手間がなくなり、大変便利です。

今後も、互いの授業を観合う取組を行っていく予定です。