2年保健の授業

今日の3校時は、校内研究の取組として、古川教諭の2年C組の保健の授業を参観しました。単元名は「自然災害に備えて」で、自然災害による被害を防ぐにはどうすればよいか、また災害発生時にはどんな行動をとればよいかについて考える授業でした。

授業では、You Tubeを使って、能登半島地震の実際の揺れの様子や被害の状況などの動画を視聴し、災害発生時にはどのように行動すればよいかについて考えました。避難訓練で確認した避難行動を想起しながら、身の安全を守るための行動を確認しました。また、長浜市の作成した「ハザードマップ」を通して、自分たちの住んでいる地域が地震や洪水の場合、どのような被害状況が想定されるかについても学びました。

授業の後半は、高月中学校が避難場所になった場合、よりよい避難所にするために私たちができることについて,ロイロノートを使ってグループで交流し、クラス全体で発表しました。「必要な情報を提供する」「学校の利用マップをつくる」「憩いの場となるように交流する」など、良い意見がたくさん出ていました。災害はいつ何時やってくるかはわからないので、今日学んだことを生かして、日頃から防災や減災の意識をもって備えるようにしたいものです。

明日から1,2年生は学年末テストです。テスト日程は以下のとおりです。次年度につながるような取組、結果を残せるようにがんばりましょう!

2月29日(木)

(1年)①数学、②国語、③音楽、④英語、⑤学力補充、⑥保体

(2年)①英語、②社会、③音楽、④理科、⑤学力補充、⑥保体

3月1日(金)

(1年)①社会、②理科、③技術、④授業、⑤学活

(2年)①数学、②国語、③技術、④⑤授業

1年朝の読み聞かせ

今日も、本校読書ボランティアの皆さんによる「朝の読み聞かせ」がありました。今回は1年生対象ということで、朝読書の時間から、各教室に入っていただき、本を読んでいただきました。

A組は、ボランティアの七里さんに正本ノン著の「ぼくらが鳥人間になる時まで」を読んでいただきました。これは、「鳥人間コンテスト」に感動した中・高校生達が、仲間と共に、飛行機を改良しながらコンテストに出続けた15年間の記録をつづっています。

B組は、橋本さんに佐藤雅彦、うちのますみ著の「もぐらバス」を読んでいただきました。地下の世界に住むモグラたちのバスがいろいろなものに出会っていくストーリーで読んでいておおらかな気持ちになります。

C組は、田中さんにキャロル・オースティス作の「あたまにつまった石ころが」を読んでいただきました。まわりからつまらないと見られても、自分の好きなことを続けてみることの大切さがわかるよい絵本です。10分ほどの読み聞かせでしたが、どのクラスもボランティアさんの方を見て、聞き入っていました。

この3学期から始めた「朝の読み聞かせ」でしたが、地域の方と本を通して交流ができたのではないかと思います。来年度も機会がありましたら、ぜひお願いしたいと思います。3人のボランティアの皆さん、今日はありがとうございました。

研究授業ぞくぞくと

今年度の本校の校内研究では、「生徒が自ら学びに向かう授業づくり ~わくわく、いきいき、どんどん授業改革~」をテーマに、年間を通して一人1研究授業の実践を行っています。たびたび、本ホームページにも紹介していますが、この2月は、各教員の1年間の研究のまとめとして、多くの研究授業が組まれています。先週金曜日の宮元教諭に続いて、今日は、2名の先生による研究授業でした。

1校時は、桑原先生による2年A組の英語科の授業でした。題材としては、前時に各班ごとに、クラスで人気のあることをロイロノートを使ってアンケート調査を行い、その結果をもとに、プレゼン原稿を仕上げるといったものでした。What sweet do you like?(どんなデザートが好きですか)などのアンケート結果をグラフ化し、それをもとに英語でプレゼンするための原稿づくりでした。班で集まって、互いに相談しながら、原稿を作っていました。次の時間に発表予定です。

2校時には田中先生による1年A組の音楽科の授業でした。内容は、My Melodyづくりで、タブレットの「リズムチャレンジ」というソフトを使って、各自が旋律を考えてつくっていきました。このソフトでは、音符や休符を選び、そして音程を考えて設定します。そうすると設定したとおりのメロディが流れてくるもので、生徒たちは自由な発想で旋律をつくっていました。昔は、旋律づくりは楽譜を書いて、実際に楽器で音を鳴らす方法をとっていたと思いますが、タブレットのこのソフトを使うと作ったその場で、メロディを確認できるので便利です。今後は、作った旋律を全体の場で発表していく予定です。

今週は、1,2年生の学年末テスト前ということで部活動もなく、質問教室で残る生徒以外は下校となります。質問で残る場合は、完全下校時刻は16時45分です。最後の定期テストです。有終の美を飾ってほしいと思います。

 

1年数学の研究授業

今日の4校時は、校内研究の取組として、宮元教諭による1年A組の数学の研究授業を行いました。単元名は「空間図形」で、本時の授業では「空間図形は、平面図形の運動によって構成されたものと捉えることができる」ことを目標にしていました。授業の冒頭では、四角柱、四角錘、三角柱、三角錐、円柱、円錐の中で、正方形を運動させてできるものはどれかを考え、ロイロノートを使ってアンケート形式で答えました。そのアンケート結果をもとに、どのように空間図形ができるのか、その仕組みについて考えたことをグループで共有し、発表しました。

次に、違う形の立体はできないかをグループや個人で考え、交流しあいました。厚紙を切り取った平面図形を自由に動かしながら、空間図形ができるイメージを考えました。そして、その内容をイラストで表したり、iPadで録画したりしてロイロノートにまとめ、全体の場でグループごとに発表しました。あるグループの発表では、平面図形を動かして立体図形ができる様子を動画撮影したものを発表してくれました。立体図形ができる様子が動きによってよく伝わり、大変わかりやすく感じました。タブレットを使うことで、このような動画撮影したものも扱うことができ、イラストや画像よりもわかりやすくなります。今後もこうしたICTの強みをどんどん生かした学習が進めていけるとよいと思います。

プログラミング学習

今日の3、4校時に、1年A組は、武道場においてプログラミング学習を行いました。この授業は、理科と技術科の特別連携授業として実施したもので、ICT支援員の方にサポートしていただきました。

題材名は「動き続ける大地」で、地震を扱った単元の最終の授業です。地震についての学習のまとめとして、地震によってトンネルが崩落し、閉じ込められた人を探すロボットをプログラミングするという設定で行いました。扱うロボットは市内の小学校から借用したSphero BOLT(スフィロ・ボルト)というもので、球体のプラスチックの内部にロボットがあり、専用アプリケーションでプログラムすることにより、動かしたり、音や言葉を発したり、LEDのライトを光らせたりできる代物です。

3校時は、このBOLTの説明や動かし方などをICT支援員の方に説明いただきながら、生徒たちは2,3人のグループを組んで実際に動かしてみました。担当の教員の手作りの地図とトンネルに見立てた箱でスタート地点からトンネルまでのルートを正確に動かす練習をしました。最初は、思うように動かせなく、グループの仲間と試行錯誤をしながら、動かす「コツ」をつかみ、徐々にうまくコントロールできるようになりました。

休憩をはさんで、4校時にはプログラムの仕方を学びました。そして、BOLTを使ってトンネル内を調べ、閉じ込められた人を捜すという課題達成のため、タブレット端末上のアプリに動き方、話す言葉や音声、ライトなどを思いのままにプログラムし、スタート地点からゴールのトンネルまで正確にいけるかどうか、何度も修正を加えたり、自由な発想で追加したりしながら学習しました。

授業の最後は、「トンネル内に閉じ込められた人を捜すには、BOLTにどんな機能があればよいか」の問題について各自の考えを掲示板にアップし共有しました。今日は、はじめてのプログラミングということで、皆試行錯誤をしながら楽しく学ぶことができました。なお、1年B組とC組は、後日実施する予定です。