福祉のまちづくりを目指して

12月10日(日)の午後1時より、高月まちづくりセンターにおいて、「令和5年度高月地区福祉のつどい」が開催されました。このつどいは、「福祉のまちづくりは地域みんなの手で ~安心して暮らせる高月とめざして~」をテーマに高月地区社会福祉協議会主催、高月地域づくり協議会共催で毎年開催されるものです。今日のつどいでは、学区内の小学校と中学校の児童生徒たちの福祉作文の発表の他、こども園や小学校の園児児童の書写の作品展示、伊香高校吹奏楽部の発表、そして市立湖北病院院長の講演などが行われました。また、本校生徒会ボランティア「天使の羽」の有志たちがスタッフとして、つどいの進行を行ってくれました。

開会あいさつに続いて、各小学校の代表児童および本校の各学年代表生徒の併せて7名が福祉作文を発表してくれました。1年代表の中川くんは、「身近な福祉」というタイトルで、マルフクなどの医療福祉や点字・ユニバーサルデザインなどについての思いを話し、自分自身もボランティアやSDGsの取組に積極的に関わっていきたいと力強く発表してくれました。

2年代表の渡辺さんは、「思いやりの心を大切に」というタイトルで、介護士をされている母親の訪問看護の仕事や車いすで生活されている人への関わりを通し、思いやりの心を大切にし、笑顔で人々と接していきたいという思いを発表してくれました。

3年代表の平井さんは、「小さなヒーロー」というタイトルで発表してくれました。ある冬の日の下校時、シニアカーのお年寄りが横断歩道の段差が渡れず困っている時に、その場を通りかかった軽トラのおじさんが躊躇なく助けに行った姿を目の当たりにし、自分自身もこのおじさん(ヒーロー)のように困っている人に「手伝いましょうか」と言える人になりたいと発表してくれました。

小学校の4名と併せて、高月の子どもたちが「福祉」の問題を真摯に考え、皆があたたかい気持ちで生活できるまちづくりを願い、それぞれの視点で思いを発表してくれました。聞いていてあたたかい気持ちになるのと同時に、次代を担う子供たちがきっとふるさと高月や長浜をよりよいまちにしてくれるものと心強く感じました。発表した3名の皆さん、そして、ボランティアとして朝から準備やリハーサル、そして本番と活躍してくれた「天使の羽」の皆さん、お疲れさまでした!

新生徒会始動!

12月8日(金)放課後、生徒会の委員会がありました。今回より、後期生徒会に切り替わり、新生徒会組織が委員会を動かしていくことになります。今日は、その第1回目ということで、新しい委員長、副委員長が緊張した面持ちで議事を進めていきました。今日の内容としては、正副委員長のあいさつや各委員の自己紹介に始まり、委員会活動の内容説明や当番の割当、3学期の活動計画や現状分析などを行いました。後期生徒会は、前期生徒会の活動を引き継ぐのが基本なので、特別新しい企画などはありませんが、後期生徒会の経験をもとに、来年度の生徒会活動をどうするか考えることになります。冬休みは、リーダー研修会を2日間開催する予定で、この時にリーダーとしての心構えであったり、チームワークづくりであったり、新企画を考えたりします。3年生から生徒会を引きついだ2年生が名実ともにリーダー学年としてこの高月中学校を動かしてくれます。1年生も1年後は自分たちの代になるので、そうした気持ちをもち、いろんな経験を通して学んでいってほしいと思います。今後の活躍に期待しています!

<保健委員会>

<風紀委員会>

<広報委員会>

<体育委員会> ※教室へ行ったのが遅く、すでに終わってしまっていました。正副委員長さんだけを撮りました。

<図書委員会> ※本の貸し出しシステムの操作方法の伝達講習です。学校図書館司書の武友先生に教わっています。

<環境委員会>

<給食委員会>

<生徒会本部・評議員会> ※現状分析のため、各学年ごとに、各クラスの良い点、改善点などをロイロを使ってまとめました。

 

いのち、性について学びました!

今日の5,6校時に、3年生は「性に関する学習会」を行いました。講師として、竜王町にお住いの助産師、斎藤智孝(さいとう ちたか)先生に来ていただきました。斎藤先生は、助産師としてこれまで1,000人を超える赤ちゃんの誕生に関わられ、毎年本校だけでなく、県内の多くの学校で「いのちの授業」を実践され、小中高併せて年間約120校も訪問されています。

学習内容としては、前半では、助産師としていのちの誕生の場面に立ち会ってきた中で感じたことや受精から出産までの奇跡的なプロセス、現代社会における性に関する問題などを時折映像などを見せながらわかりやすく、そして楽しくお話しいただきました。特に印象に残ったこととして、「どの命も家族に待ち望まれて、そして祝福されながら生まれてくること」や「生きて生まれてくることはすごいこと」、「赤ちゃんは母親のお腹の中で外の世界を感じていること」、「分娩時は命がけで母親との共同作業で生まれてくること」などがありました。また、最近の若者を取り巻く誤った性情報の氾濫に注意することが大切で、マッチングアプリなどの出会い系での恋愛の危うさ、中絶や避妊、性感染症のことなどについてもお話しいただき、生徒たちは真剣に聞き入っていました。

休憩時間中に、赤ちゃんの人形を抱いてみたり、妊婦さん体験用の重りの入ったエプロンを着るなどの体験をしました。慣れない手つきで抱っこする生徒、手慣れた手つきで抱っこする生徒など様々で、あちこちで笑いがおきていました。

学習を終えた後、各教室に戻って今日の学習の感想をまとめました。ネットなどで誤った性情報が氾濫する昨今ですが、いのちの現場で働く斎藤先生のお話を聞くことができ、性やいのちについて大切なことを学んでくれたのではと思います。本日、お世話になった斎藤先生、お忙しい中、ありがとうございました。

世界大会3位の快挙!

11月14日(火)から23日(木)まで、メキシコ合衆国において、「2023 IWFウェイトリフティング世界ジュニア選手権大会」が開催され、本校卒業生の堤 茉央(つつみ まお)さん(現早稲田大学2年生)が55kg級に出場し、見事第3位入賞を果たしました。堤選手の栄誉を讃え、今後の活躍にエールを送るため、本人・ご家族の了解を得て、本校北門前にアピール看板を新たに設置しました。

そうしたご縁もあり、今日の朝、お母さんとともにご本人があいさつに来ていただきました。世界大会に出場したときのユニフォーム姿で来られ、獲得したメダル3個も持ってきていただきました。

お話をうかがう中で、本人はもともと竜王町の出身で竜王小学校6年生の時からウェイトリフティングを始められました。中学校は、母親の実家のあった高月中学校に進学し、安曇川まで3年間練習に通い続けたそうです。その後、安曇川高校に進学し、さらに力を伸ばし、卒業後はウェイトリフティング界の名門、早稲田大学に進学し、現在に至っています。次なる目標をたずねると、「2028年に開催されるロサンゼルスオリンピックに出場すること」と力強く語ってくれました。堤選手の更なる飛躍、活躍を学校としても応援していきたいと思います。がんばれ、堤選手!

堤選手は、何年かぶりの高月中学校で当時の生活を懐かんでいる様子でした。また当時の教員にも再会して、思い出話などで盛り上がりました。記念写真も撮り、楽しいひと時となりました。この後は大学に戻るということで忙しい合間を縫って訪問していただきました。ありがとうございました。

以前ホームページで紹介したプロ野球入団が決定した前田悠伍選手に続き、堤 茉央選手も世界大会で活躍し、上位入賞してくれたことは、本校にとって大きな栄誉であり、在校生たちの大きな励みとなります。前田選手や堤選手に続き、国内や世界の舞台で活躍してくれる人材が育ってくれることを願っています。