校内研究 授業研究会

本校の校内研究の今年度のテーマは、「生徒がいきいきと学習に取り組む授業づくり」です。1学期より、部会に分かれて研究を進めてきましたが、2学期は実践ということで、今日の4校時に、第1回目の研究授業を実施しました。指導者は宮部教諭で、1年B組の数学の授業を参観しました。単元名は、「文字の式」で「数量の大小関係を不等式を使って表すことができる」ことを本時の目標としていました。

導入では、前時の復習プリントが配付され、生徒たちが一斉に取り組みます。その間、先生が宿題のワークの点検をし、その後プリントの答え合わせをiPadを使ってモニターに映しながら、行いました。展開では、まず不等号などの記号や言葉の確認を先生が行い、それをもとに生徒たちは不等式の例題に取り組みます。まず自力で解いた答えをペアで確認しながら、学習を深めていきます。前半は、先生が生徒たちに適宜指示を出しながら進めましたが、後半、先生が「ここからは君たちの時間です。」と伝え、グループで発展的な問題に取り組んでいきました。まずは自分で問題を解き、終わったところからグループの中で解き方を確認したり、わからないところを教え合ったりしました。

授業のまとめとして、ワークブックやキュビナの課題に取り組み、振り返りシートに自己評価を記入しました。

今日の授業で興味深かったのは授業後半のグループ学習でした。生徒間で協力して問題を解き、答え合わせしていました。学習者である生徒が主体的に学ぶ授業が今求められています。授業後の研究会や振り返りの中で、こうした視点にたって研究協議を進めながら、授業改善に今後も取り組んでいきたいと思います。