今日の午後、1年生は人権学習のまとめとして、NPO法人「CILだんない」から代表の美濃部さんをはじめとするメンバーやとスタッフの方、そして町内の人権擁護委員に来ていただき、前半は人権に関する講話、後半はボッチャ体験を行いました。
人権講話では、「障がい」についてお話いただきました。「障がい」には「機能的な障がい」と「社会的な障がい」の二つの捉え方があるとお話しいただきました。「機能的な障がい」は、本人の能力(機能)に目を向けるもので、障がい者自身の問題です。そして、「社会的な障がい」とは社会の環境に目を向けるもので、社会の問題という捉え方です。例えば、足が不自由で車いすの人は階段など段差があるところに上ることはできません。これは、本人の能力面から「歩けないこと」が障がいとなります。しかしながら、そこにスロープがあれば段差があっても上ることができます。すなわち、そこにスロープがないのは社会の環境に障がい(バリア)があるというわけで、それを社会の問題として改善していくという考え方です。いわゆる、「バリアフリー」です。「合理的配慮」という言葉がありますが、「人が同じ目的を達成するために必要な環境調整」を意味し、障がいをもった人も健常な人も安心して生活できる社会の実現を図っていくことが大切だということを教えていただきました。生徒たちも、大切だと思ったことはしっかりとプリントにまとめていました。
後半のボッチャ体験では、学級ごとに分かれて行いました。初めて体験した生徒がほとんどでしたが、皆楽しそうに取り組んでいました。
最後は、1年生を代表して、髙山くんがお礼のことばを話してくれました。今日は、CILだんないの方をはじめ、多数の皆さんに来ていただき、人権について考えるよい機会となりました。お忙しい中、ありがとうございました。