研究授業(数学科)

今日の2校時は、2年学年主任の米澤教諭による数学科の研究授業でした。実施クラスは2年C組で、一次関数の利用に関する内容でした。研究授業のテーマは、「知識や技能を使って、他の人にわかりやすく説明できる力をつける」です。

授業の冒頭、次のような学習課題が出されました。「携帯電話を買い替えることにしました。どのプランを選べばよいか迷っています。どのプランがお得でしょうか。」そして、モニターに次の3つのプランが示されました。Aプラン:基本料金3,000円、1分毎の通話料金30円、Bプラン:基本料金4,000円、1分毎の通話料金20円、Cプラン:基本料金3,500円、1分毎の通話料金月あたり50分までは無料で50分を過ぎると1分毎に50円。

通話時間をx、料金をyとして、生徒たちは一次関数を使って表にまとめたり、グラフに表したりしながら考えました。通話時間によって結果は変わるので、月平均1時間半くらい通話する場合はどのプランがお得かをまとめていきました。それをグループで共有し、発表しました。

授業後半では、学習のまとめとして、「月平均100分以上通話している校長先生が、プラン選びで悩んでいる」という設定で、店員さんの立場でどのプランを勧めたらよいかを考える課題が出されました。グループで考え、代表者が私と実際のロールプレイをしました。どのグループもBプランを選んだようですが、私がお客の立場で「一日5分くらい通話するんですが、どのプランが安いのですか」や「なぜBプランが安いのですか」「他のプランと比べてどのくらい安いのですか」などと突っ込みの質問をしましたが、代表の生徒はグラフや金額の差を出しながら頑張って説明してくれました。

今日の授業では、実生活に関係する題材で課題が出され、これまで習ってきた知識や技能を使って相手にわかりやすく説明するというものでした。生徒たちは、仲間と協力したりしながら一生懸命学習に取り組んでいました。