修学旅行情報⑩

午前の体験後、ムーンビーチを後にして民泊体験の入市式会場であるグスクロード公園に向かいました。昨日沖縄入りしてからお世話になっていた現地の観光バスともグスクロード公園でお別れとなります。2日間、私達の旅行が楽しいものになるように、バスガイドさんは太平洋の沖縄戦のお話や沖縄の方言の紹介、クイズや歌など色々と趣向を凝らしてくださいました。中でも生徒たちに人気だったのは、「ゆいまーる」の歌でした。「ゆいまーる」とは、沖縄の方言で「助け合う」や「一緒に頑張ろう」といった意味を表す言葉で、バスガイドさんの歌に合わせて、生徒たちも歌っていました。私達のために楽しい時間を作っていただいた、東洋バスのバスガイドさん、そして2日間安全運転で送迎いただいた運転手さん、ありがとうございました。

公園に到着するとすでにお世話になる南城市の民家の方やスタッフの方が待っていただいていました。スタッフの方の進行で入市式が行われ、実行委員長の挨拶、校長の挨拶、民家代表の挨拶、諸注意が行われました。式後はお世話いただく民家の方との対面となりました。民家さんを交えてグループごとに写真撮影を行った後、それぞれの民家さんのお宅へと移動しました。生徒たちは、初めて出会う民家さんの前で少し緊張した様子でした。民泊体験は、民家さんの家族の一員として様々な体験をしたり、文化や生活習慣の違いなどについて交流しあったりすることで、沖縄のことをより深く学ぶことができます。単なる観光として、外から沖縄を見るのではなく、生活の中に入ってともに過ごすことで、沖縄の良さを知ることができるとともに、私達滋賀の文化や伝統の良さも再認識できるのではないかと思います。挨拶の中で話しましたが、一生の思い出となる民泊体験にしてほしいと思います。

民家さん宅へ移動後は、それぞれの計画に従って体験をさせていただきました。私達教員はたくさんの民家がおそらく連れてきてくれるであろう沖縄ワールドに向かいました。エイサーの公演や鍾乳洞、沖縄の城下町などのある施設でしたが、いくつかのグループは案の定生徒たちを連れてきていただいており、会うことができました。