今日最後の学習先である糸数アブチラガマの体験を行いました。入壕前にガイドさんより、アブチラガマの歴史について説明を受けた後、ヘルメットを被り、軍手をはめ、懐中電灯を持って入りました。ガマの中は真っ暗な上に、足元がゴツゴツとしていて地下水で滑りやすくなっていました。80年近く前にこの場所でひめゆり学徒隊を始め、多くの尊い命が奪われました。負傷した者に満足に治療も受けられず、また水や食料も与えられず、亡くなっていった数多くの人々の苦しさや無念さを考えるとき、改めて平和の尊さ、戦争を起こしてはならないことを実感することができました。生徒たちも真剣な表情でガマの中を見学し、ガイドさんの話に耳を傾けていました。ガマを出てから、慰霊碑のところで事前に製作した千羽鶴を供え、黙祷を行い、ガマを後にしました。
ガマの中は、撮影禁止でしたので、ガマの外の様子を紹介します。
アブチラガマを後にし、今晩の宿泊先である、かりゆしビーチリゾートホテルへと向かいます。生徒たちは多少疲れた様子ですが、特に体調の悪い生徒はなく、過ごしています。