二酸化炭素測定器

12月に実施した学校保健委員会で、薬剤師の横関先生から、室内の二酸化炭素濃度が体に与える影響について指導いただきました。厚生労働省の環境衛生基準では、室内の二酸化炭素濃度は、1,500ppm以下が理想となっているようですが、室内を締め切った状態で授業を受けると50分間でどんどん濃度が高くなっていきます。2,500ppmであくびがよく出るようになり、3、000ppm近くになると居眠りしてしまうようです。これでは、学習効果が上がりません。そればかりか、二酸化炭素濃度が高まることは、感染リスクも同時に高まることにつながります。そうした意味からも換気は十分行う必要があります。そこで、横関先生から、休み時間には、思い切って窓やドアを開けて空気の入れ替えを十分行うように指導がありました。目安は、500ppm以下まで授業開始までに落としておくことだそうです。そのことを少しでも生徒たちに意識してもらうために、二酸化炭素濃度が数量的に見えるようにしたいと考え、昨日より二酸化炭素測定器を教室におくようにしました。各学級の保健委員が毎時間の授業や休み時間ごとに測定値を記録用紙に書き込んでいくことにしています。この測定器は、1,500ppmを超えるとアラームがなりますが、その回数も記録します。現在、測定器の台数が1台しかないので、3年A組から順番にまわすようにしています。今日は、3年B組でした。冬型が強まっており、寒い毎日ですが、学習効果を高め、感染予防を図るためにも、換気について意識ができるようにしていきたいと考えています。