今日の5,6校時に、3年生は「性に関する学習会」を行いました。講師として、竜王町にお住いの助産師、斎藤智孝(さいとう ちたか)先生に来ていただきました。斎藤先生は、助産師としてこれまで1,000人を超える赤ちゃんの誕生に関わられ、毎年本校だけでなく、県内の多くの学校で「いのちの授業」を実践され、小中高併せて年間約120校も訪問されています。
学習内容としては、前半では、助産師としていのちの誕生の場面に立ち会ってきた中で感じたことや受精から出産までの奇跡的なプロセス、現代社会における性に関する問題などを時折映像などを見せながらわかりやすく、そして楽しくお話しいただきました。特に印象に残ったこととして、「どの命も家族に待ち望まれて、そして祝福されながら生まれてくること」や「生きて生まれてくることはすごいこと」、「赤ちゃんは母親のお腹の中で外の世界を感じていること」、「分娩時は命がけで母親との共同作業で生まれてくること」などがありました。また、最近の若者を取り巻く誤った性情報の氾濫に注意することが大切で、マッチングアプリなどの出会い系での恋愛の危うさ、中絶や避妊、性感染症のことなどについてもお話しいただき、生徒たちは真剣に聞き入っていました。
休憩時間中に、赤ちゃんの人形を抱いてみたり、妊婦さん体験用の重りの入ったエプロンを着るなどの体験をしました。慣れない手つきで抱っこする生徒、手慣れた手つきで抱っこする生徒など様々で、あちこちで笑いがおきていました。
学習を終えた後、各教室に戻って今日の学習の感想をまとめました。ネットなどで誤った性情報が氾濫する昨今ですが、いのちの現場で働く斎藤先生のお話を聞くことができ、性やいのちについて大切なことを学んでくれたのではと思います。本日、お世話になった斎藤先生、お忙しい中、ありがとうございました。