2年がん教育

今日の5,6校時に、2年生を対象に「がん教育」を実施しました。この「がん教育」は、長浜市と「よりよいがん治療をめざす近江の会」の協力を得て行うもので、講師として前半は、市立長浜病院のがん対策推進室長の伏木先生に「自分とみんなの命を守るために ~本当は恐くないがんのお話~」をテーマにご講話いただきました。がん発生のメカニズムやがんにならないための予防法、がんになった場合の治療法など、医学的なお話を動画を交えながらわかりやすく教えていただきました。特に、今は二人に一人ががんになる時代で、がん細胞は健康な人でも一日5,000個以上でき、体の免疫システムにより駆除していることやがんは生活習慣に大きく影響を受けるため、たばこを控えたりお酒を飲みすぎないようにしたり、適度な運動をすることが大切だと教えていただきました。生活習慣と併せて、こまめな検診も早期発見につながり、完治しやすいことも学びました。

休憩をはさんで後半は、「よりよいがん治療をめざす近江の会」の藤井先生から、「舌がんを乗り越えて」をテーマにご講話いただきました。自身の舌がんの経験をもとに、がんの治療法など、がんに関する知識をもつことや、治療法は患者自身が積極的に選択すべきこと、検診率を上げ早期発見・早期治療につなげることなどを教えていただきました。また、中学生にもできることとして抗がん剤治療で髪を失った人へのヘアードネーションや家族に検診を勧めることについても学びました。

2時間にわたる学習でしたが、最後までしっかりと話を聞くことができました。ぜひ、お家に帰ってから、家庭の方でも話題にしてほしいと思います。

本日お忙しい中、ご来校いただきました、長浜市民病院の伏木先生、より良いがん治療をめざす近江の会の藤井先生をはじめ会員の皆様、そして長浜市職員の皆様、本日はありがとうございました!