新型コロナウイルス感染症にかかる注意喚起

現在、新型コロナウイルス感染症が再び蔓延しています。新しい変異株であるオミクロン株が従来のデルタ株にとって代わりつつあるようですが、このオミクロン株は研究データによると、感染力が従来株よりもかなり強いようで、感染者数が一気に増加しています。滋賀県や長浜市内でも感染者数が増加しており、警戒が必要となっています。

そこで、従来からの感染対策を再度徹底し、予防に努めたいと思います。日々の家庭における検温や健康チェックを確実にしていただくとともに、発熱やせき、息苦しさ、倦怠感などの症状がある場合は、登校を控えていただきたいと思います。県教育委員会の地域の感染レベルは1月14日(金)まではレベル1ですが、この状況の中で15日(土)以降はレベルがあがる可能性があります。レベル2以上では、本人はもちろん、家族にも発熱等の症状が見られる場合も、同様に登校を控えていただく必要があります。(その場合も、出席停止扱いとなります)また、登校後に症状が現れたり、兄弟が早退したりした場合は、保護者の方に連絡し、早退していただくことになります。加えて、毎日の健康チェックカードに家族の健康状況の欄が加わりますので、忘れずにご記入いただきたいと思います。いろいろな制限が加わりますが、特に3年生はこれから受験を控え、大事なシーズンを迎えますので、ご理解、ご協力をお願いしたいと思います。なお、何か少しでも心配なことなどがありましたら、遠慮なく学校まで連絡をお願いします。

二酸化炭素測定器

12月に実施した学校保健委員会で、薬剤師の横関先生から、室内の二酸化炭素濃度が体に与える影響について指導いただきました。厚生労働省の環境衛生基準では、室内の二酸化炭素濃度は、1,500ppm以下が理想となっているようですが、室内を締め切った状態で授業を受けると50分間でどんどん濃度が高くなっていきます。2,500ppmであくびがよく出るようになり、3、000ppm近くになると居眠りしてしまうようです。これでは、学習効果が上がりません。そればかりか、二酸化炭素濃度が高まることは、感染リスクも同時に高まることにつながります。そうした意味からも換気は十分行う必要があります。そこで、横関先生から、休み時間には、思い切って窓やドアを開けて空気の入れ替えを十分行うように指導がありました。目安は、500ppm以下まで授業開始までに落としておくことだそうです。そのことを少しでも生徒たちに意識してもらうために、二酸化炭素濃度が数量的に見えるようにしたいと考え、昨日より二酸化炭素測定器を教室におくようにしました。各学級の保健委員が毎時間の授業や休み時間ごとに測定値を記録用紙に書き込んでいくことにしています。この測定器は、1,500ppmを超えるとアラームがなりますが、その回数も記録します。現在、測定器の台数が1台しかないので、3年A組から順番にまわすようにしています。今日は、3年B組でした。冬型が強まっており、寒い毎日ですが、学習効果を高め、感染予防を図るためにも、換気について意識ができるようにしていきたいと考えています。