理科の研究授業

今日の2校時に、3年A組で理科の研究授業を行いました。この授業は、市の指導力向上研修と市の中学校理科部会、および本校の校内研究の3つを兼ねて実施しました。その関係で本校職員のほか、市内中学校の理科の教員も参観した中で、授業を行いました。「地球と宇宙 太陽の日周運動」という単元の第2次で、地球儀を用いて、太陽の日周運動について理解することが目的でした。すなわち、太陽は朝、東の空から昇って、夜には西の空に沈んでいきますが、これは太陽の「見かけの運動」で実際には、地球が自転しながら太陽の周りをまわっています。そのことを理解するために、地球儀等を用いて実験を通して確認していきました。最初、授業者が大きな地球儀の日本の上にウェブカメラと置いて、回しながら太陽の動きがどのように見えるかを確認しました。その後、班ごとに分かれてiPadのカメラを使いながら、赤道上や南半球のシドニーではどのような動きに見えるかを考えました。観測地点における方角や立ち位置を確認するために、ウルトラマンのフィギュアを用いたので、皆喜んで実験していました。iPadの扱いもかなり慣れてきたようで、写真を撮ったり、課題に書き込んだり、イラストに線を入れたりと使いこなしていました。外部から指導員の先生と授業後、懇談をしましたが、iPadを効果的に扱っていることやグループでの実験でどの班も男女関係なくとても協力して学習していたことなどをお話しいただきました。先日の2年生の校外学習もそうでしたが、3年生も仲が良く、学びあい活動などグループワークがしっかりとできることが本校生徒の強みだと思います。このような協力し合える学習集団は、学力向上の基盤となるものであり今後も大切にしていきたいと考えています。