人権週間の取組

12月4日から12月10日は、「人権週間」です。この間、全国的に人権啓発活動が展開されますが、本校でもそれに合わせて、人権週間の取組を実施しています。学年別にテーマを設定し、それに応じた取組を行います。1年のテーマは「しょうがい者問題を考える」、2年のテーマは「いじめなどの子どもの人権問題を考える」、3年のテーマは、「身近な人権問題を考える」です。昨日6日は、学級担任から「人権週間によせて」ということで、その歴史や意義、今後の取組について説明をしました。また、3年生では、5,6校時に認知症キャラバンメイトや市の社会福祉協議会から7名の方に来ていただき、認知症のメカニズムや症状をパワーポイントを使って説明していただいた後、認知症の方とどのように接すればよいのかについてワークショップをしていただきました。キャラバンメイトのスタッフの方が認知症のお年寄りに扮し、ロールプレイを通して望ましい接し方、声のかけ方などについて学びました。

今日7日から10日まで、朝読書の時間を使って、人権にかかる作文の朗読を実施します。初日の今日は、「ハンセン病について考えたこと」というテーマの作文を生徒会の役員が放送室で朗読し、全校生徒は教室で作文のプリントを見ながら、聞きました。明日以降は、8日「国境を越えて」、9日「悔いのない最後を」、10日「『いじり』は『いじめ』」の作文を生徒会執行部の生徒に朗読してもらう予定です。

その他、全学年で、道徳の時間などを使って、いじめや人権問題について学習する予定です。また最終日の10日金曜日は、外部から講師の方に来ていただいて、学習を深める予定です。社会には、未だ不合理な差別や人権にかかる問題が多く見られます。一人ひとりの人権が尊重され、誰もが安心して生活できる社会の実現を目指すために、こうした人権学習を今後も大切にしていきたいと思います。