ICTに関わる学校訪問

今日の5,6校時に、ICTに関わる市教育委員会の学校訪問があり、2名の先生に来ていただきました。これは、iPad導入に伴い、市内各小中学校におけるiPadの活用促進や授業改善を目的として行われるもので、5校時は3クラスの授業を参観していただき、6校時に管理職およびICT担当と懇談をもち、指導助言をいただきました。本校では、校内研修や自主研修を積み重ねる中で、少しずつ各教員のICT活用の場面や活用方法の改善を進めてきましたが、成果の部分や課題となるところを懇談の中で指摘いただきました。現段階では、ICTの導入期として、市内各校において課題提示や課題の提出および共有、発表などに活用され、まず活用することに重きを置いてきましたが、今後は活用の目的や意図をしっかりともち、iPadを使う意味のある活動、その強みを生かした活用法について極めていく必要があります。今日の技術の授業では、はんだ付けの仕方を覚えることを目標としていましたが、iPadにはんだ付けの作業の解説動画を配信していました。各生徒はそれを見ながら作業を進めていました。このように解説動画などは必要に応じて自分が理解できるまで何度も繰り返し視聴でき、有効な活用方法の一つだと思いました。全体的な課題としては、やはり教師主導の部分が多く、生徒が自発的に課題を考え、試行錯誤や学習調整を行いながら取り組んでいけるような授業づくりを行うこと、そしてiPadに教師自身がとらわれ、生徒の学習状況を把握する場面が少なくなっていることなど指摘いただきました。今後、全教員でこうした成果と課題を共有しながら、より効果的な活用を目指していきたいと考えています。