校内研修会を実施しました

今日は、本校の校内研究の推進に向けて、外部講師を招いて研修会を実施しました。今年度の研究主題は、「読み解く力の視点を踏まえた『主体的・対話的で深い学び』につながる授業づくりの推進」です。新学習指導要領の全面実施を踏まえ、生徒が学ぶ意欲や課題意識をもちながら、主体的に考え、仲間との学びあいを通してより深く理解し、課題解決を図っていけるような授業づくりについて研究を進めています。研修講師として、京都市立下京中学校の研究主任である、和田正裕先生に来ていただきました。下京中学校は、アクティブ・ラーニングについて先進的に研究実践を行っている学校で、その実践は小学館出版の「問い、対話、振り返りによる中学校の授業改革」(著者:國學院大學人間開発学部 教授 田村学氏)にも紹介されています。和田先生は、パワーポイントを使いながら、大変興味深いお話をしていただきました。例えば、桃太郎の昔話を例にとると、「桃太郎が行った島の名前は?」・・・答えはもちろん鬼ヶ島ですが、このような事実を尋ねる「問い」と併せて、事実をもとに探究的に深く考える問い、例えば、「鬼退治を行った桃太郎は、その後どんな生活を送ったでしょうか?」といった問いのように、思考・判断・表現力が問われるものを単元や授業のねらいに併せて設定することで、生徒の中に「疑問」が生まれ、意欲や課題意識が高まります。その他、単元計画・授業計画の立て方やファシリテーション、思考ツールの活用などについてもわかりやすく説明いただき、大変有意義な研修会となりました。この研修会で学んだことをもとに、今後の授業がよりよいものになっていくよう、チーム一丸となって研究を進めていきたいと思います。下京中学校の和田先生、本日は貴重なお話をありがとうございました!